Japan Home Show & Building Show 2024
会期
2024.11.2011.2210:00-17:00
会場

東京ビッグサイト東展示棟ACCESS

VISIT 来場のご案内

第40回
全国トイレ
シンポジウム

2024年も開催決定!

前回開催趣旨PURPOSE

公衆トイレからつながる「まち」と「ひと」

まちが来訪者を受け⼊れることに限らず、まちに住む⼈々の暮らしを⽀える上でも、公衆トイレは⽋かせない存在です。
本シンポジウムでは、2023 年3 ⽉に17 カ所すべての公衆トイレの設置が完了した「THE TOKYO TOILET プロジェクト」(以下、TTT)をテキストに、公衆トイレと「まち」や「ひと」との関わりを考えます。
シンポジウムの前半は、設計者がTTT という取り組みに何を思い、設計する上で何に挑んだのか、その結果として公衆トイレの可能性としてどう考えたかを伺います。その上で、トイレ側からのアプローチとして、公衆トイレの⽇常的なまちの中での位置付けや、公衆トイレが「まち」の中で担える新たな役割の拡張を考えます。
後半は、まち側からのアプローチとして、全国各地で公衆トイレを提供する現場の実情や課題を伺い、パブリックのあり⽅やまちの拠点としての可能性、地域資源としての公衆トイレの維持管理や⼈々との関わり⽅などについて考えます。
トイレシンポジウム

前回開催概要OUTLINE

会 期 2023年11⽉16⽇(⽊)10:30〜16:30
会 場 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)およびオンライン(ZOOM)
主 催 一般社団法人日本トイレ協会
参加費 無料
会場定員 150名
参加申込 オンラインによる申込(9⽉初旬受付開始予定)
お問い合せ 第40回 全国トイレシンポジウム実⾏委員会事務局
Email: sympo39@j-toilet.com
後 援(予定)
  • 経済産業省
  • 国⼟交通省
  • 国⼟交通省観光庁、渋⾕区
  • ⼀般財団法⼈⾃然公園財団
  • ⼀般社団法⼈⽇本建築学会
  • 公益社団法⼈空気調和・衛⽣⼯学会
  • ⽇本インテリア学会
  • ⼀般社団法⼈⽇本福祉のまちづくり学会
  • 公益財団法⼈⽇本建築家協会
  • 公益社団法⼈国際観光施設協会
  • ⼀般社団法⼈⽇本医療福祉建築協会
  • ⼀般社団法⼈⽇本医療福祉設備協会
  • 都市環境デザイン会議
  • 公益社団法⼈全国ビルメンテナンス協会
  • ⼀般社団法⼈全国浄化槽団体連合会
  • 全国管⼯事業協同組合連合会
  • ⼀般社団法⼈⽇本能率協会
  • ⼀般社団法⼈⽇本レストルーム⼯業会
  • NPO法⼈給排⽔設備研究会
  • NPO法⼈地域交流センター

(順不同)

協 賛(昨年実績)
  • TOTO株式会社
  • 株式会社LIXIL
  • 株式会社総合サービス
  • 日本カルミック株式会社
  • 株式会社アメニテイ
  • 湘南ステーションビル株式会社
  • 中日本ハイウェイ・メンテナンス東名株式会社
  • 日野興業株式会社
  • 無臭元工業株式会社
  • コマニー株式会社
  • ルピナ中部工業株式会社
  • 株式会社リンレイ
  • 株式会社クレスコ
  • 櫻木神社
  • 株式会社オリエント・エコロジー

(順不同)

前回プログラムPROGRAM

敬称略

CPD認証申請中

時間 内容
10:00 開場・受付
10:30 開会・挨拶

全国トイレシンポジウム実⾏委員⻑ 浅井 佐知⼦

⽇本トイレ協会会⻑ ⼩林 純⼦

10:45 第Ⅰ部 【パネルディスカッション その1】
「THE TOKYO TOILET」から何を学んだのか

■進⾏

藤⼭真美⼦ 氏

お茶の水女子大学 文理融合AI・データサイエンスセンター・准教授
藤⼭ 真美⼦ 専門分野は、都市・建築デザイン、デザイン工学。九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻修了後、建築設計事務所勤務。東北大学工学研究科都市・建築学専攻助教などを経て、2021年にお茶の水女子大学文理融合AI・データサイエンスセンターに着任。2022年より、お茶の水女子大学ジェンダード・イノベーション研究所を兼担。従来の都市・建築デザインを、交差性の視点から改めて検証することで、包摂性の高い空間の可能性を模索することを目指し、現在は「インクルーシブなトイレ環境の形成に関する研究」を進めている。

■登壇者

坂倉 竹之助 氏

建築家/西原一丁目公園トイレ設計
坂倉 竹之助 1946年東京都生まれ。1970年日本大学理工学部建築学科卒業後、坂倉建築研究所入所。
1979年坂倉アトリエ設立。現在、坂倉建築研究所代表取締役会長
【作品】旧品川パシフィックホテル、東京ミッドタウン居住棟、他個人住宅、別荘多数

小林 純子 氏

建築家/笹塚緑道公衆トイレ設計
小林 純子 設計事務所ゴンドラ所長・一般社団法人日本トイレ協会会長
宮崎県生まれ。日本女子大学住居学科卒業後、設計事務所で建築設計に従事後、1989年瀬戸大橋の新観光名所での大規模公衆トイレの設計がきっかけとなり、公共トイレの設計活動が中心に。多様な利用者一人ひとりの快適さや安全性等を設計の基本に置き、「機能は体に届き、デザインは心に届く」を信念とする。2014年に「公共トイレ改善の取り組みと実現方策に関する研究」で工学博士取得(東洋大学)。一級建築士。2020年から一般社団法人日本トイレ協会の会長。トイレに関する様々な専門分野の人や市民等幅広い会員が、活発に活動でき、トイレの意味や役割をもっと普及することが目標。
主な作品:大丸東京店・湘南ステーションビル(駅ビル)、成田空港第2ターミナル、小田急電鉄新宿西口、京阪電鉄淀屋橋トイレ、千代田区秋葉原有料公衆トイレ、学校のトイレ、公衆トイレ等約250件の公共トイレプロジェクトに携わる。

山戸 伸孝 氏

(株)アメニティ代表/TTT メンテナンスアドバイザー
山戸 伸孝 神奈川県生まれ。創価大学経済学部卒業。
トイレの総合メンテナンスFC本部、株式会社アメニティの代表取締役。
トイレ診断士1級、臭気判定士、給水装置工事主任技術者などの資格を持ち、現場をこよなく愛す。
日本トイレ協会運営委員、広報渉外部会責任者。
THE TOKYO TOILETでは、メンテナンスチームの一員として、月に1度の定期トイレ診断を行っている。

■コメンテーター

長澤 悟 氏

東洋大学名誉教授/(株)教育環境研究所所長
長澤 悟 1948 年 神奈川県⽣まれ。東京⼤学⼯学部建築学科卒業、同⼤学院博⼠課程修了。⼯学博⼠。東京⼤学⼯学部助⼿、⽇本⼤学⼯学部助教授・教授、東洋⼤学理⼯学部教授等。学校建築計画を主に、研究と同時に全国各地の学校づくりに携わる。⽂部科学省「学校施設の在り⽅に関する調査研究協⼒者会議」副主査、「新しい時代の学校施設」、「⽊材を活⽤した学校施設」、「災害に強い学校施設」、「環境を考慮した学校施設」、「東⽇本⼤震災の被害を踏まえた学校施設の整備」等の検討会座長を歴任。1980年頃より学校トイレの捉え方や課題について雑誌や企業広報誌等で提⾔を重ね、⽇本トイレ協会第1回学校トイレフォーラム(1997)、第 30 回全国トイレシンポジウム「こんなに⼤事な学校トイレ」(2014)等での講演、⽂部科学省「トイレ発! 明るく元気な学校づくり‼学校トイレ改善の取り組み事例集」(2011)のとりまとめなど、学校トイレを中心にトイレの改善、快適化に取り組んできた。

12:30 昼⾷・休憩
13:30 第Ⅱ部 【パネルディスカッション その2】
まちにおける公衆トイレの可能性と課題
- 各地での取組み事例より-

■進⾏

浅井佐知⼦ 氏

設計事務所ゴンドラ
浅井 佐知⼦ 京都府立大学生活科学部住居学科卒業。京都の建築設計事務所、地域交流センターを経て、設計事務所ゴンドラ入社、現在に至る。道の駅、公衆トイレ、駅や空港のトイレ改修等に関わる。地域交流センター時代には、設立当初の日本トイレ協会の事務局にも携わる。ワークショップや各方面の人々の意見を聞きながらの取り組みも実施。トイレに関わるといろいろな人につながっていくことに、改めて実感している。一級建築士、日本トイレ協会運営委員。

■登壇者

「健幸まちづくりとまちの駅のトイレ」

久住 時男 氏

全国まちの駅連絡協議会会長/前見附市長
久住 時男 昭和24年、新潟県見附市生まれ。昭和48年、岩谷産業に入社し、主に海外事業に従事したのち、平成14年に見附市長当選、5期務めた。その間、地方創生有識者懇談会委員や社会資本整備審議会委員等、8省庁18の審議会等の委員を歴任し、新潟県市長会長、北信越市長会長、全国市長会副会長も務めた。平成16年に全国まちの駅連絡協議会会長に就任、平成21年には提言・実践首長会会長、Smart Wellness City首長研究会会長にも就任した。健幸政策をまちづくりの中核に置いた取組を行い、第1回コンパクトシティ大賞、SDGs第1回コンパクトシティ大賞、SDGs未来都市・モデル事業等にも選定された。平成27年、道の駅「パティオにいがた」が日本トイレ大賞を受賞した。

「みんなに喜ばれるまちのつくり方 ~まちぶらプロジェクト~」

吉野 直樹 氏

長崎市まちづくり部まちなか事業推進室
吉野 直樹 1977年長崎県生。長崎県大村市で生まれ育ち、長崎大学卒業後、土木技術職として2000年長崎市役所に入庁。下水道普及課、道路維持課、建築課などを経て、2020年に現在所属するまちなか事業推進室に配属され4年目。2017年度は、災害派遣で福島県いわき市に1年間勤務しました。

「平常時からの連携がいざという時の行動に災害派遣トイレネットワークとは」

太田 智久 氏

富士市危機管理室防災危機管理課
太田 智久 1974年静岡県生。静岡県富士市で生まれ育ち、高校卒業の翌年、1994年富士市役所に入庁。富士市立中央病院医事課、下水道管理課などを経て、2008年に現在所属する防災危機管理課に配属され16年目。2015年度は、内閣府防災担当被災者行政担当に1年間勤務し、「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」などを作成・公表した「避難所の確保と質の向上に関する検討会」の事務局を務めた。

■コメンテーター

今泉 重敏 氏

(株)まちづくり計画研究所 代表
今泉 重敏 約1万人の人的ネットワークを持つ、バイタリティあふれるまちづくりプランナー。地域の特性を踏まえた、誰でもすぐにでも実戦可能な、楽しく実効性のあるまちづくり計画を、参加者のやる気を高めながら策定し、行動に移すのが得意。安全・安心まちづくりの切り札“ながら防犯”の発案者。「“一戸一美”による通りの文化祭」「“笑”を活かした“笑エネまちづくり”」「通って楽しい“通楽路づくり”」「まちの駅による地域の活性化」など、自ら仕掛けたユニークな実践話しで、会場を笑いの渦に変える。

14:55 休憩
15:05 活動発表 日本トイレ協会会員からの活動発表(8組)
16:05 JTA トイレ賞 JTA トイレ賞結果発表
16:25 閉会挨拶
16:30 閉会

※シンポジウム終了後、別会場にて参加者交流会を開催(17:00〜)