最新情報経営者インタビュー

笑顔、発信力、そしてちょこっとした先進性 2019/08

旭化成
藤原健嗣 氏

2012年3月、旭化成はアメリカの医療機器大手ゾール・メディカルを買収した。
大型M&Aに秘められた先見の明とは、決断するトップに必要なものとは何だったのか。
当時、買収を成功させた現・相談役、藤原健嗣 氏の答えは意外なものだった。

やりたいことがあるならやってみればいい

藤原健嗣 氏

旭化成の社長を退いて5年ほどが経ちます。現在は4社で社外取締役を務めていますが、こうして外から旭化成を眺めてみると、旭化成のカルチャーがいかにほかと違っているか、よくわかります。「いい会社やなあ」と思うのです。ありがたいことに、旭化成は学生の就職ランキングでも上位につけています。
その理由を学生に尋ねてみると「何でもやらせてくれそうな気がする」。これは嬉しい答えです。皆、何かやりたいと思うものがあって当社にやってくるのです。従来の化学メーカー、素材メーカーというものは「お客さまのニーズにあわせていい材料を提供する」ことで成り立ってきました。しかしもう、そのような従属的なビジネスをする時代ではありません。

続きはPDFファイルをご覧ください

※所属・役職はインタビュー当時のものです。