2023年度学生プロジェクト
デザイン
コンペティション
受賞者決定!CEREMONY
最優秀賞/ゲスト審査員賞
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最優秀賞
防火水そうではじまる~卒業設計の実現と新たな地域コミュニティの形成~
代表者新潟工科大学大学院
北澤 李緒さんプロジェクトコンセプト 卒業設計「防火水そうではじまる」を実現し、新潟県長岡市上岩井地域に新たなちょっとしたコミュニティの場をつくるプロジェクト。防火水そうの上に地域住人の居場所をつくる。 -
ゲスト審査員 秋吉 浩気 賞
瀬戸内クリエーターズHUB 島会議
代表者島会議
矢吹 はるひさんプロジェクトコンセプト 瀬戸内海に浮かぶ大崎下島で空き家の改修をベースに、いったりきたり「みんなでつくる」を実験しています。島だからこそ、暮らしを維持するためにはどんな方法があるか、住処の在り方、つくり方、そして土に還るまでをデザインすることで人の営みが循環する美しい文化を根付かせたいと考えています。 -
ゲスト審査員 大島 芳彦 賞
亀崎プロジェクト2023 仲町通りゃんせ
代表者名城大学
鈴木 聡太さんプロジェクトコンセプト 愛知県半田市亀崎町の仲町通りというかつて栄えていた商店街で、店それぞれの賑わいをつなぎ、失われつつある通りとして一体の体験を取り戻すことを目指す。そのために、各店舗に「鬼門地蔵」という共通のモチーフで家具を制作し、どこか似た家具の並ぶ不思議な風景を生んだ。 -
ゲスト審査員 田島 則行 賞
木の居場所づくり
ー資源の見直し・活用でつながるモクとヒトー代表者東洋大学
小寺 彩乃さんプロジェクトコンセプト 大学の森と森林組合が持つ森に「消費」を必要とする未利用材がある。質の良い材が多くあるが、使い道が確立されていないため、それらが「活用」され続けるような循環を意識したパビリオン製作を行った。このパビリオンが未利用材の居場所になり、人の居場所として次の活動に繋がることを期待する。 -
ゲスト審査員 冨永 美保 賞
空家解体古材再活用する設計フローの提案
代表者京都工芸繊維大学大学院
近藤 誠之介さんプロジェクトコンセプト 京都市内の解体空家からレスキュー(回収)する古材をつかった設計フローの提案。古材利用に価値が見いだされれば、改修・解体に充てる費用を古材売却によって捻出することも可能となり空家問題が介在する。空家が建築資材のストックとして再活用される循環型社会をテクノロジーをつかって提案する。 -
ゲスト審査員 山本 想太郎 賞
敷嶋の運船
代表者名城大学大学院
松井 宏樹さんプロジェクトコンセプト 亀崎のまちと人、酒蔵をつなぐカウンターを提案した。亀崎のお酒の歴史に深く関わった弁財船をデザインコードに、20 年の空白から復活する敷嶋を後押しする。この船を利用して、敷嶋が亀崎の街ともさらに繋がり、多くの関係性を築いていくことを望んでいる。
奨励賞
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たてよこ書店プロジェクト
ー小さな複合施設を目指した取り組みー代表者早稲田大学
筏千丸さんプロジェクトコンセプト 空き家となっていた雁木町家を活用し、地域コミュニティの中心となるような小さな複合施設を作っています。周辺の事業者を淘汰していくような大きな複合施設ではなく、顔の見える範囲で、コミュニケーションを取りながら、地域住民が参画できるような取り組みを重ねています。 -
山添村小屋プロジェクト
代表者名城大学大学院
大嶋 唯花さんプロジェクトコンセプト 奈良県山添村では人口減少とともに若年世代の流出が続いている。この地域で人の居場所づくりをしている方とともに、敷地の草を食べてもらうための羊をお迎えするのに必要な羊小屋づくりを行う。完成してからではなく施行段階でも地域の方と若者のコミュニティが生まれ、この村の関係人口も増えていく。 -
みんなでつくる佐原マルシェ
代表者千葉工業大学
川﨑 玲雄さんプロジェクトコンセプト 千葉県香取市佐原においてマルシェを中心としたコミュニティを形成し、マルシェ台の製作を通して佐原で新たに活動をしようと思っている方の活動拠点となる場をつくる。 -
まるきち宿
~過去と未来、まちと外を紡ぐ場所~代表者芝浦工業大学・空き家改修プロジェクト・
鳥羽設計室
金澤 史月佳さんプロジェクトコンセプト 過去の思い出や記憶を残しつつ、空き家に新たな価値を生み出す。全てを一新せず一部分だけを改修することで過去と現在が調和する場所を作る。過去と未来が交差するこの宿は、少しづつ、しかし着実に変化を受け入れ、まちに新たな記憶を刻んでいくだろう。 -
都市を着=切る 肌で感じる軌跡
代表者大阪公立大学
水野 翔太さんプロジェクトコンセプト 昨今のパンデミックによりここ京都も狭苦しくなった。その狭苦しさに現代では必要不可欠となったスマートフォンも人々の本来の親密さを遠ざけている。そんな社会から一度離れ、服を脱ぎ水着でいる空間を提案する。銭湯やマッサージルームといった空間を全盲の方々からのヒアリングから紐解いていく。
会場投票賞受賞者
開催にあたってABOUT
審査員からのメッセージ
- 大島 芳彦氏
- 冨永 美保氏
- 田島 則行氏
- 山本 想太郎氏
プロジェクトデザイン
とは
プロジェクトデザインは社会問題に対して、前提条件からデザインを行い問題解決を行うことです。どの地域でどのような人を巻き込んだら何が出来るようになるのかなど、問題提起から敷地、用途、運営主体まで自ら設定し、それらの条件をデザインで解決します。
趣旨
『地域を想う、私の思い』
本コンペは建築業界の専門家が集まる舞台で、学生によるプロジェクトのアイデアを一堂に集め、作品の展示と公開プレゼンテーションを行い競い合います。
そこで、企業と学生との新たな繋がりをつくり、企業と学生でプロジェクトを協働して進められることまでも視野に入れたものです。
そのための縁を創る「創縁の場」になることを期待します。
概要
一般社団法人日本能率協会、一般社団法人HEAD研究会学生事務局が「Japan Home & Building Show(ジャパンホーム&ビルディングショー)」の公式アワードとして2022年より開催し、本年は第2回となります。実績豊富な審査員を迎え、募集製品の中からテーマに基づき、1次審査を通過された24作品中の6作品から最優秀作品を選定、表彰するものです。
「Japan Home &
Building Show
(ジャパンホーム & ビルディングショー)」について
工務店、ハウスメーカーおよび設計・デザイン事務所のほか、建設会社、ディベロッパー、リフォーム会社など建築に関わるプロが来場する日本最大級の建築に関する専門展示会です。
開催概要OUTLINE
募集期間・データ提出期限 | 2023年6月1日(木)から2023年9月21日(木)23:59まで |
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最終審査会・授賞式 | 2023年11月17日(金)午後(時間は9月に決定を予定) |
会 場 | 東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場)東展示棟 |
主 催 | 一般社団法人日本能率協会/一般社団法人HEAD研究会 |
テーマ | 『地域を想う、私の思い』 |
ゲスト審査員JUDGE
(予定)
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- 秋吉 浩気
- VUILD
代表取締役
2017年に建築テック系スタートアップVUILDを創業し、「建築の民主化」を目指す。デジタルファブリケーションやソーシャルデザインなど、モノからコトまで幅広いデザイン領域をカバーする。
主な受賞歴にUnder 35 Architects exhibition Gold Medal賞(2019)、グッドデザイン金賞(2020)、Archi-Neering Design AWARD 最優秀賞(2021)。
主な著書に、『メタアーキテクトー次世代のための建築』 -
- 大島 芳彦
- ブルースタジオ
専務取締役・
クリエイティブディレクター
建築企画・設計を中心にランドスケープデザイン、ブランディング、不動産事業企画など横断的な手法を用いて不動産再生、都市再生に取り組む。全国各地では自治体とともに地域再生ワークショップ「リノベーションスクール」の開催や都市再生構想の立案を手がける。武蔵野美術大学造形学部建築学科 客員教授、大阪工業大学工学部建築学科 客員教授。一社)リノベーション協議会 理事副会長。
2016年「ホシノタニ団地」でグッドデザイン賞 ファイナリスト金賞(経済産業大臣賞)。2022年「北条まちづくりプロジェクト-morineki-」で都市景観大賞(国土交通大臣賞)。2022年 なりわい居住型賃貸住宅「hocco」がグッドデザイン賞 BEST100 グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]。2017年にはNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。 -
- 田島 則行
- 千葉工業大学/テレデザイン
准教授/代表
1964年東京都生まれ。工学院大学建築学科卒業、AAスクール(イギリス)大学院修了。東京大学大学院にて博士後期課程を修了。1993年に独立。96年には東京の三田にオープンスタジオNOPE設立。シェアオフィスの先駆けとして様々な活動を行う。99年よりテレデザインを設立。工学院大学および関東学院大学にて非常勤講師をつとめる。2013年4月より千葉工業大学に着任し田島研究室が発足。設計デザイン活動の一方で、東京キャナルプロジェクトや日本橋・神田エリアにおけるセントラル・イースト・東京(CET)、袖ケ浦団地の活性化プロジェクト、銚子市における小学校再生プロジェクト、長野県飯綱町における古民家再生など、数多くのリノベーション、まちづくり、地域再生プロジェクトを手掛けている。JCDデザイン優秀賞受賞、INAXデザインコンペ入選。グッドデザイン賞受賞、建築家協会優秀作品選、都市住宅学会・学会賞著作賞など受賞多数。
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- 冨永 美保
- トミトアーキテクチャ
代表
1988年東京都生まれ。横浜国立大学大学院Y-GSA修了。東京藝術大学美術学科建築科教育研究助手を経て、2014年にトミトアーキテクチャを設立。
大切にしているのは、日常を観察して、さまざまな関係性の編み目のなかで建築を考えること。
小さな住宅から公共建築、パブリックスペースまで、土地の物語に編みこまれるような、多様な居場所づくりを行っています。
第1回JIA神奈川デザインアワード優秀賞受賞、SDレビュー2017入選、第2回Local Republic Award最優秀賞受賞、2018年ヴェネチアビエンナーレ出展。 -
- 山本 想太郎
- 山本想太郎設計アトリエ 代表
HEAD研究会 副理事長
1966年東京生まれ。1991年早稲田大学大学院修了。1991~2003年坂倉建築研究所勤務。2004年山本想太郎設計アトリエ設立。現在、東洋大学·工学院大学·芝浦工業大学 非常勤講師。日本建築家協会デザイン部会長。HEAD研究会副理事長。主な建築作品として、南洋堂ルーフラウンジ、日本橋大伝馬町プラザビル、来迎寺本堂·庫裏、妻有田中文男文庫、越後妻有清津倉庫美術館など。主な著書·訳書として、『現代住居コンセプション』(共著、INAX出版)、『建築家を知る/建築家になる』(王国社)、『イラスト解剖図鑑 世界の遺跡と名建築』(監修·訳)など。主な受賞歴として、オーストラリア建築家協会賞、AACA賞、東京建築賞など。
(敬称略)
協賛企業情報SPONSORSHIP
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株式会社石黒製作所
カセット式コンセント G001-2-EE-B
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株式会社ユニバーサル園芸社
受賞者への花束
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アイジー工業株式会社
SP-ガルブライト
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東洋電装株式会社
CSモニタ
※協賛企業は、追加、変更になる可能性があります。