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輝く農女新聞内で特集された情報を紹介しています。

早坂幸野華/女性ひとりで生活できる農家を目指して

2014.10.29

早坂幸野華(はやさか・さやか)さんは
宮城県登米市(とめし)で「サンクチュアリますぶち」という農園を経営されています。

さっそく早坂さんに、まずは就農の理由について伺うと…
「ちょっと長くなりますけど、いいですか」とのこと。

おっと!・・・一体、どんな経緯が…? もちろん長くても結構ですよ…あ、でもこのあと授業でした。できれば手短に。

子どもの頃から、農業に興味があった早坂さんは、
20歳の時にご結婚され…
21歳の時に仙台から今の登米市に引っ越して、ご主人と2人で就農されました。
夫婦二人三脚…いちごの専業農家をされていましたが…
10年前にご主人が亡くなられ…

ひとりで二反半の施設栽培は無理だということで
一旦農業の世界から離れることに…。
しかし早坂さん、農業の夢を捨てることはありませんでした。
ご主人と「いつかここで農園やろうね」と夢を語っていた土地に引っ越し、

「農園を再開しよう」と考えていました。

そして、今年、お子さんも手がかからない年頃になり、自分も41歳。
「今しかないだろう!」と決心!

ついに思い出のその土地で農業を再開することに…。

「10年間のブランク、不安では?」と伺ったところ…
「ありますよ。バリバリ不安でした」と早坂さん。
今回は「ひとり」での就農。

さらに、以前のイチゴ農園で設備投資のために借金を
つい最近まで返し続けていたこともあり、お金に対する不安も
かなり大きかったんだとか…。
しかし、早坂さん、この10年間、お金をかけないで女手ひとつで
やっていく方法をずっと考えていたとのこと。
やがて、借金は完済(おめでとうございます!)

満を持して借金ゼロでスタートです!

水も雨水を再利用するなど準備も万端!
そんなこんなで再開した早坂さんの夢の園がこちら!

さらに、早坂さんが働いているお姿もどうぞ

栽培しているのは、主にハーブ苗。

イチゴの施設栽培をしていた時に、ハーブの勉強もされていたそうで、
ハーブインストラクターの資格もお持ちなんだとか。
そんなこともあり、最初に自分の作れるモノは何だろうと考えた時、
一番身近なハーブ苗の生産流通にしようと決めたんだそうです。
また、ハーブはコンパニオンプランツとして使えるので、

野菜も一緒に作られています(一緒に植えることで、病害虫とかが少なくなるんだそうです)。
そしてこちらが、早坂さんが思い出の土地で育て上げたハーブ。

バジルの簡単レシピも、早坂さんのお手製です。

さて、先ほどお金の話がでましたが、これから農業を始めようと思うと
どうしてもお金のこと、気になりますよね。

その辺について早坂さんに伺いました。
「簡単に言うと、贅沢をしなければ全然、生きていけますよ」と、力強いお答え。

「都会は生活費はもちろん、何もかも高い。
私が今の場所に住んでいる意味はそれが最小限で済むから。
今の場所だったら自分の農作物だけで収入を得て、
生活費をまかなおうとした場合、贅沢をしなければやっていけるんです」

「なでしこ農業」の担い手(=女性農業者)に、心強いお言葉を頂きました!

さらに・・・

「私は、生きていくためだけの最小限のお金を農作物で得て、
暮らしていけるモデルになりたいと思っているので、これからの私の行く末を見守ってください」と。
(興味のある方は、早坂さんのFacebookを要チェック!)

早坂さんいわく、「すべての情報を流しています。
余計なことも流していますけど(笑)」とのことでした。余計なこと?…

気になる方はチェックを!
早坂さん、ありがとうございました。