出展者インタビュー ABCステンレス株式会社
ABCステンレス株式会社代表取締役
平井 一章 様
「出展がきっかけで、大手企業から受注。事業拡大で、今年も出展決定!」
ABCステンレス株式会社は、昨年の2022年に「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO」に初出展いただきました。出展がきっかけとなり、事業が急拡大しています。出展の目的と展示会の感想について、インタビューしました。
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御社の事業について教えていただけますか?
弊社は、兵庫県宝塚市を拠点に、ステンレス製品の補修をおこなっている会社です。ビルのエントランスやエレベーター内に鏡面としてステンレスが使われていますが、そういった部分のキズを治す補修屋です。ステンレスの補修をしている会社は珍しいと思います。
ステンレス補修のパイオニアとして、日本全国から海外まで、年間約1,500件以上の出張補修をしています。中東、カタールのドーハ国際空港ターミナルビルのステンレスサッシも修理しました。 -
補修だけでなく、ステンレス部分へのフィルム施工もしていると聞きましたが?
補修だけでなく、ステンレスへの「プロテクションフィルム(VANISHフィルム)の施工」もおこなっています。
ステンレスはキズがつきやすく、日々のメンテナンスが難しいのですが、特殊なフィルムを貼ることで、キズや汚れから守ることができます。
使用しているフィルムは特殊なもので、「自己修復機能」を備えています。生活キズぐらいの浅いものであれば、時間が立つと自動でキズを除去します。特殊なフィルムなので高価なのですが、その価値があります。
また、ステンレス補修に興味を持つ方に対して、弊社の技術を教える「ステンレス補修スクール」も開催しています。
「関東だけでなく、地方の大手ビルメン企業とも知り合うことができた」
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昨年の「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO」へご出展いただき、ありがとうございました。初出展でしたが、出展された目的は?
弊社は、これまでは主に新築物件のステンレス補修をしていました。
しかし、新型コロナウイルスの発生で新築物件が激減しました。ちょうど、プロテクションフィルムの施工を事業として始めた時でしたが、知り合いから「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO」のことを教えてもらって、「これからはいろいろなことをやらないといけない」と考え、出展しました。
ビルメン業界のこともよくわからず、とりあえず出展したという感じでした。 -
出展はいかがでしたか?
とても大きな反響があって、驚きました。
ブースに立ち寄っていただいた方の数が非常に多かったんです。その数に圧倒されました。しかも、ほとんどが有名な大手企業さんばかりでした。弊社のような中小企業では、普通に営業したら、相手にしてもらえないような企業です。ですので、弊社で大丈夫なのかと心配になったくらいです(笑)。
関東の大手企業様が多かったのですが、地方からも大手ビルメン企業さんがいらっしゃって、多くの方と知り合うことができました。
初出展で弊社のことを知らない方がほとんどで、たまたま弊社ブースに立ち寄った方ばかりだったと思いますが、ビル管理会社様やオーナー様など多くの方と名刺交換をさせていただきました。数えていませんが、100名以上の方とお話しできたと思います。
ステンレスの補修について、たくさんの方に興味を持っていただきましたし、「プロテクションフィルム(VANISHフィルム)の施工」も非常に興味を持っていただきました。この展示会がきっかけになって、実際に受注し、フィルムの施工をさせていただいたお客様もいらっしゃいます。
「事業拡大のため、特約店・施工店を募集しています」
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多くの方が「プロテクションフィルムの施工」に興味を持ったということですね?
お話を聞くと、業界の方は、ステンレスのメンテナンスに苦労されているようです。ステンレスの場合、ガラスと比べて、表面硬度が低いため、キズがつきやすい。雑巾で拭くと、キズがついてしまいます。また、指紋もつきやすい。
もし、損傷がひどく、交換となると、非常に高価になります。ですので、清掃の方は、ステンレス部分は触らないようにしているようです。できることが少なく、あきらめているようなところがあるのかもしれません。
出展した時に、来場された方に「独特な事業ですね」と言われました。床を磨いたり、ガラスを磨く会社さんというのはたくさんあるようなんですけど、ステンレスを磨くというのは、清掃業者さんが嫌がると聞いています。
フィルムの施工は弊社が事業化して、まだ間もないので、業界の方はほとんど知りません。フィルムを貼ることで、美観を保つだけでなく、メンテナンスも楽になりますので、お困りの方にはぜひ知っていただきたいですね。 -
「フィルムの施工」はどのような方に興味を持たれているのですか?
特に興味を持っていただいているのは百貨店、高級マンションやホテルの設備管理をされている方です。こういったところのエレベーター鏡面では、特に美観の維持が必要になりますので、強い関心を持っていただいています。
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今年2023年も既にご出展の申し込みをいただき、ありがとうございます。出展を決めていただいた理由は?
とにかく、去年の反響がすごくて、今年も出展しか考えられませんでした。昨年は手探り状態での出展だったのですが、「出展して良かった」という感想しかありませんでした。
もし、ビルメン業界でビジネスをされている方で、出展を迷っている方がいたら、「出展した方がいいですよ」とアドバイスしたいですね。 -
今年の出展はどのようなものになりそうですか?
「プロテクションフィルムの施工」は新しい技術なので、今も試行錯誤しながら、さらに品質を高めるために、取り組んでいます。その一つが、静電対策です。
カッティングマシンを導入することで、フィルム施工時の静電対策を向上させ、埃の混入を防ぐようにしています。その取り組みをご紹介させていただくかと思います。
その他には、現在、開発中ですが、ステンレス用のクリーナーも出展する予定です。ステンレス補修や維持管理に興味がある方は、ぜひ立ち寄っていただければと思います。
弊社では、出展後、業務が急拡大しているため、協力していただける特約店・施工店を募集しています。関心をお持ちの方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。