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【塾レポ1月①】最後の座学 本業にどう活かす?!

2015.02.06

■恒例の事業視察は、新潟、岐阜、そして宮崎へ

育成塾も、いよいよ最後の座学になりました。
講師・箱崎浩大さんからこれまでの振り返りのまとめと、本業に活かすための心構えなどのお話があったのち、今回の講義も開始です!

まずは恒例!
講師・脇坂真吏さんの事業視察の報告会。
紹介されたのは、横田飛鳥さんの「ライスグローワーズ」(新潟県)、横田美由紀さんの「しいたけブラザーズ」(岐阜県)、寺田真由美さんの「寺田農園」(岐阜県)、そして小川紘未さんの「おがわ農園」(宮崎県)。


12ヘクタールもの広さで米を栽培する「ライスグローワーズ」の大規模な農場は、さすがの設備。
また、しいたけブラザーズでは、一日に最大100キロもの規格分けをするそうで、しいたけの菌を打ち込むのも「全自動コマ打ちマシン」を使うなど、効率UPには余念がありません。


「庄兵衛さん家のとまじゅう」でお馴染み寺田農園のオシャレな売り場や、おがわ農園のミニトマトのハウスが紹介されたほか・・・イケメンな旦那さんたちもツーショットで登場したりと、盛り上がっていました。

おいしい農産物づくりには、パートナーとの絆が不可欠なのかもしれませんね!


■後半は目的別3チームごとにディスカッション!

前回12月の講義で分けた3チームごとに熱気あふれるディスカッションが展開されました!


『チーム友達の輪』/それぞれの地域に根ざした事業プランを!


農業によって地域全体を盛り上げることを目的とする『チーム友達の輪』。
それぞれの事業モデルに合わせて、地域に根ざした事業プランを考えていきます。


指導するのは、コミュニティデザイン担当の講師・金子和夫さん。
金子さんは、これまで積み重ねた膨大なフィールドワークのデータの中から、具体的な店名や売り場を例に出しつつ、ディスカッションを重ねます。


「地域との交流のためには…」
「子どもの食育をテーマに…」


使っているホワイトボードは書き込みでギッシリ!

少人数で活発な意見交換をすることにより、具体的なアイデアが次々と生まれていくのを目の当たりにしました。


『チーム断捨離』/業務効率化で見えてくる「自分たちの強み」とは?


ふたつ目におじゃましたのは『チーム断捨離』。
今日は、業務の効率化について熱心に意見交換がなされています。

新しいお客さんが増えると、受発注などの業務もどんどん増えていきます。
でも、仕事が増えるのはいいけれど、それを自分たちだけでこなしていると…眠る時間がなくなってしまいます。


そこで大切なのは「自分たちの強みを残せているか」だと講師・高橋澄子さんは説きます。
ムダな業務を削減することで、強みである加工品の精度が上がるかもしれないと考えると、業務効率化にも力が入りますね。
「ムダなコストを掛けず、必要なところにドーンと掛けるのが経営者なのよ」…名言です!


そんな高橋さんの言葉を受けて、脇坂さんからはこんなアドバイスが…。
「請求書はクラウドを活用しよう!」「領収書アプリを使って作成スピードUP!」「インターネットで出納管理!」など、まるで効率化の魔術師!? みなさん熱心にメモをとっておられました。



『チーム販路拡大』/ターゲットを明確にし、言葉を整理してインパクトを残す!


チーム販路拡大』では、FOODEX出展に向けて商談会シート(製品情報シート)の書き方について、細かい指導が行われました。

おざなりにしがちな書類記入ですが、このシート、実は、できることをアピールする絶好の場なのだと箱崎さんは説きます。
大切なのは、誰と取引したいのか、ターゲットを明確にすること。例えば小売(百貨店)だと、どの売場で扱って欲しいかまで、細かく考えていきます。


次に、「言葉の整理」をしていきます。商談会では、「1分ひとこと」が基本なのだとか。
ワークでは、まず2分という短い時間で、プレゼンをしていきます。

思いのほか短く、みなさん苦労しているみたい…! そしてそれを、さらに50秒に削っていきます。


「インパクトを残さないと!」と、かなりのスパルタ教育で進んだワーク。
でも終わってみると、あら不思議! 伝えることの優先順位が整理され、とても明確なアピールポイントが出来上がりました。


最後の座学の1日目、各チームとも、かなり絞り込んだ内容でみっちりと学んだようです。

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