平成30年度「女性農業コミュニティーリーダー塾 実践編」
自己紹介【東京会場／前編】

自己紹介【前編】

2018年7月25日、「女性農業コミュニティーリーダー塾　実践編」の第1回講義が開講しました。こちらの講座は、受講生の利便性などを考慮して東京と大阪で行われます。基本的に内容は同じですが…【輝く農女新聞】では、東京編・大阪編それぞれの模様をレポートします。受講生が変わればリアクションも変わる！　リアクションが変われば講師の先生方の表現も変わってくる！？　来年３月まで行われる「塾レポ」…東西の違いなどにも注目しつつ、定期的にチェックしていただけると嬉しいです。

さてさて…東京会場に集まったのは、23人の農業に従事する女性たち。年齢も働く環境も違うみなさんですが、学びたいという志は同じ。まず今回は、みなさんの自己紹介の模様をお伝えします！

自己紹介を取り仕切るのは、リーダー塾の講師陣のひとり、
一般社団法人日本能率協会　経営・人材センター　シニアエキスパート／深代達也さん。
自己紹介を前に、深代先生から、５つの“お題”が与えられました。

「名前」
「所属しているコミュニティについて」
「出身地域の好きなところ」
「今回の研修に参加した背景」
「どこかに必ず”方言”を織り交ぜてみてください」

以下、自己紹介レポートに“方言”は反映されていませんが…方言を交えながら自己紹介に、みなさん戸惑いながらも、いつしか、打ち解けた雰囲気になっていたことを付け加えておきます。それではさっそく、東京会場・自己紹介（前編）です。

青木幸子（アオキ サチコ）さん

青木農園（東京都多摩市）
栽培品目：ブルーベリー、なす、トマト

「埼玉県出身で、多摩市で農薬や除草剤を散布しないで少量他品目の野菜を作っています。昨年から農業委員をするようになり、農業に興味がぐっと湧いてきました。地域のつながりを大切にして、農家と消費者をつなぐコミュニケーションがとれる場所づくりの方法を学びたいです」

青野陽子（アオノ ヨウコ）さん

青野園芸（静岡県三島市）
栽培品目：トマト、ハーブ、クレソン

「大阪生まれの大阪育ち。４期生を卒業したてです。１００人ほどのコミュニティの部長のほか、今年立ち上げた静岡県全域のコミュニティの代表者もやっています。今、悩んでいることを解決していきたいです！」

阿部美奈子（アベ ミナコ）さん

食工房かんなの杜（岩手県花巻市）
栽培品目：惣菜、お弁当、菓子（かぼちゃ、ブルーベリー、ぶどう）

「家の野菜を使って惣菜や仕出しの弁当を作ったり、母が立ち上げた産直を手伝っています。これまでは掛け持ちて実家の手伝いをしていましたが、本格的に手伝いをすることになり、分からないことばかりなので、勉強したいと思って来ました」

伊藤 友子（イトウ トモコ）さん

株式会社七久里農園（長野県飯田市）
栽培品目：トマト、ネギ、白菜

「サラリーマンの家庭に育ち、新規就農でトマト栽培を始めました。子供がだいぶ大きくなったので、地元のコミュニティに参加していて、今年は順番で代表になっているので、うまくコミュニケーションを取りながら長野県の発展に関わっていきたいです」

入倉 眞佐子（イリクラ マサコ）さん

小野農園（徳島県阿波市）
栽培品目：小麦、大豆、多品種の野菜

「生まれた長野県から徳島に移住し、新規就農で７年目で、やっといろんなことがわかってきたところです。徳島県は、何をするにでもパイオニアになれるのがいいところ。でも、食育活動など自分がやりたいことが、応援してくださる方とかみ合わなかったり、移住者としての悩みもあるので、学んでいきたいです」

大塚 早苗（オオツカ サナエ）さん

(有)大塚ファーム（北海道石狩郡）
栽培品目：ミニトマト・さつまいも・葉物野菜

「北海道農業法人協会の副会長、食の安心安全委員など、いろいろな役割をやっています。女性経営者として、周辺の方からワークショップなどの求めがある中で、自分の経験以外に何を話せばいいのかというのが悩みです。そういうところをちゃんと勉強してみたいと思い、参加しました」

大和田 綾子（オオワダ アヤコ）さん

YumYumFarmOwada（茨城県ひたちなか市）
栽培品目：ほしいも用カンショ　・　水稲

「ひたちなか海浜公園の近くのほしいも農家に嫁いで７年目。生まれも育ちも茨城です。ほしいもはブランド力があるのですが、他県や他地域でほしいも生産が増えてきた中で、地元では危機感を持っている人が少ないと感じています。ブランドを守るための知識を付けたいと思います」

小川 紘未（オガワ ヒロミ）さん

OGAWA FARM（宮崎県小林市）
栽培品目：ミニトマト

「東京都出身で、宮崎で新規就農し、ミニトマトを作って１０年目です。人前で話すのは苦手なのですが、自分らしいリーダーシップを勉強できたらと思い、参加しました」

景井 愛実（カゲイ マナミ）さん

Berry's Garden（福島県福島市）
栽培品目：桃、りんご

「ママサークル運営に携わっています。女性のコミュニティではさまざまな情報を得られるのがありがたいと思って続けてきましたが、震災時に改めて、情報を交換できるコミュニティは大事な場所だと思いました。今はコミュニティが増えて、どう連携するかという課題が出てきたので、そこも勉強したいです」

鎌部 真由美（カマベ マユミ）さん

かまべファーム（京都府綾部市）
栽培品目：米・万願寺甘とう・丹波黒豆

「参加しているコミュニティとしては、地域のおばさまたちと一緒に加工したりするほか、児童福祉の仕事を一昨年まで兼業でやっていたので、障害のある子たちを受け入れたりなども、コミュニティを作ってやっています。周りは８０代から９０代も多く、私がいちばん若いぐらいなので、年配の方ができなくなる前に、コミュニティを少しでも作れたらなと参加しました」

この続きは次回【後編】でお届けします！