一隅会

第519回「一隅会」(経営哲学懇話会)のご案内 [終了]

「一隅会」は、日本能率協会が1970年7月から、経営者・役員クラスの皆様を参加対象に『経営哲学』の確立及び人間形成を目的として開催しています。本会は「世界で通用する経営者」の素養として必要と思われる①歴史観(事象・人物・教訓の把握)②世界観(海外で通用する経営者に必要な『日本文化・芸術、東洋・西洋哲学思想・文化・宗教等』への理解)③人間観(経営思想、信念、人間理解力・教育力など)の涵養をはかるため開催しています
 日本企業には、欧米の組織と極めて類似した日本型組織が存在します。グローバル経済的には欧米型のシステムがスタンダードと言えますが、組織の制度や仕組み、企業文化などは必ずしも欧米型を良、とする見方に異論の余地はないのでしょうか。
 7月度の「一隅会」は笠谷和比古氏をお招きし、『武士道と現代』と題してお話をいただきます。日本型組織についてよく言われているのは人事の年功序列制の問題で、これを欧米型の能力主義に改変すべきとする意見です。実は、段階的昇進の意味での年功序列制の淵源は徳川時代の武士の組織にあります。それは、最も身分の低い者が長官職にまで上昇できる程に能力主義に満ち溢れたものであり、日本の近代化もそのパワーに基づいていたのです。今日の日本社会の組織を活性化させるためにも、徳川社会における能力主義の仕組みに目を向けたく思います。
 是非この機会に関係各位の積極的なご参加を賜りますようご案内申しあげます。

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テーマ『武士道と現代』
日時2017年7月25日(火)   15:00~17:00  (受付14:30~)
会場TKPガーデンシティ竹橋 2階
<東京都千代田区一ツ橋 1-2-2 住友商事竹橋ビル 2階>
参加対象小会法人会員の経営者・役員・幹部他 本テーマに関心をお持ちの方々
(定員40名 会場の都合により、定員に達し次第、締め切らせていただきます)
参加料小会法人会員の方は無料です。/会員外の方は有料です。(¥20,000/1名 税別)
(会員外の方は、これを機会に法人会員にご入会下さい)
プログラム(テーマは都合により変更される場合もございますので、予めご承知おきください)
15:00~16:30 講   話
16:30~17:00 質疑応答・意見交流
講師紹介笠谷 和比古(かさや かずひこ) 氏   国際日本文化研究センター 名誉教授
1949年
兵庫県神戸市生まれ
1978年
京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得
1989年
国際日本文化研究センター研究部助教授
1994年
学位、博士(文学、京都大学)
1996年
国際日本文化研究センター研究部教授
2015年
退職 名誉教授。この間、ドイツ・チュービンゲン大学、ベルリン大学、中国・北京外国語学院、ベルギー・ルーヴァン・カトリック大学、フランス・パリ大学などの客員教授を歴任。
著 書
『主君「押込」の構造』 (平凡社選書1988年 講談社学術文庫2006年)
『士(サムライ)の思想』 (日本経済新聞社1993年 ちくま学芸文庫2016年)
『伝統文化とグローバリゼーション』 (NTT出版2009年)
『武家政治の源流と展開』 (清文堂出版2011年)
『武士道-侍社会の文化と倫理-』 (NTT出版2014年) など著書多数
『徳川家康』 (ミネルヴァ書房2016年)など著書多数

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