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育成塾 第4期生 始動!

2017.07.24

恒例の自己紹介「今の私を例えると○○です」【前編】


2017年6月28日、「女性農業次世代リーダー育成塾」第4期がスタート。
全国の受講希望者から選抜された35名の農業事業者のみなさんで約1年間、研鑽を積んで行きます。

開講に先立ち、農林水産省の就農女性課・課長の佐藤さんから、激励の挨拶がありました。


「そもそも”女性”という名前がつく部署がなぜあるのかというと、いまひとつ女性が活躍できる環境がなく、女性が農業をすることが注目されてこなかったということもあります。」と話す佐藤さん自身も、農業は男の仕事だというイメージを漠然と持っていたそう。


「農業従事者の4割は女性で、これまでも女性が活躍してきたからこそ、今の農業があります。ただ、女性が活躍できる環境かというとそうでもなく、こういう講習会にも、旦那さんがいい顔をせず参加できないというケースも、悲しいことにありました。まだまだ政策としてやらなければいけないことだと思っています。


1〜3期生のお知り合いがいる方は、いかに役に立ったかという話は聞いていると思います。宿題もたくさん出るしキツイです。泣いてしまうこともあるかもしれません。ただ、絶対に役に立つ講義です。集まった35名のみなさんと仲間になっていただき、これからに役立ててください!」



佐藤さん(写真右)に加え、女性活躍推進室の千葉さん(写真中)と関さん(写真左)も、一年を通してみなさんと一緒に歩んでくださいます。



ここからは、第4期生のみなさんによる自己紹介。 「今の私を例えると○○です。そのココロは…?」という統一されたテーマに沿って語ることで個性が際立ってきます。まずは【前編】。15名のみなさんは自分を何に例えたのでしょう?


「大黒柱」

青野陽子(静岡県三島市御園 青野園芸)
栽培品目:トマト、ミニトマト、ハーブ

「(今の自分を例えると・・・)小さいながらもお城を建てていく中の大黒柱になりたいと思っています。ひとつひとつ勉強しながら、家族を支えながら、地域で頑張っているみんなのために、伝道師となれるように頑張っていきたいです。」



「下心たっぷりの中年オヤジ」

鎌部真由美(京都府綾部市五津合町 かまべファーム)
栽培品目:水稲、京野菜、大豆

「高校の時に京都の親元がイヤで、大ゲンカして出てきました(笑)。東京の夜のネオンが大好きでしたが、今は親元に帰ってきました。帰ってみると、15年前は大工だった父が、農機具を買い揃えて農業を始めていました。そんな父の仕事を継ぎたくなりました!」



「人違いをされている浦島太郎」

横井香織(宮崎県東臼杵郡門川町 横井農園)
栽培品目:ミニトマト、早期水稲、路地野菜

「16年いた大阪から戻り就農しました。地元を離れている間に、顔は分かるけど誰だか分からない人も多くなり…向こうは知っているのでいまだに聞けずじまい(笑)。農業に関しても、知っているだろうと思われて聞かないままのことがあるので、そこを確認したいです。」



「スポンジ」

鈴木彩(兵庫県姫路市夢前町 ファーマーズヤード)
栽培品目:ミニトマト、きゅうり、なす ほか年間約400品種

「主人が新規就農で農園を始めて6年、任せっぱなしでした。でも手伝い始めて、自分で種をまいて収穫して、お客さんにおいしいと言ってもらえてから楽しくなりました。今は自主的に動いていて、この機会に経営のことや農業のことを勉強して、吸収したいです。」



「河原で遊んでいる子供」

作田妙江(山口県光市光井 高村農園)

「石を使って水切りをしている子供がいますが、私にとってのその川は、限界集落になりつつある地域や山口県という行政。川の対岸は自分たちがやりたい夢。石選びを間違えて沈んでしまったり、うまく選べてこういう塾に参加できたりしますが、その川にいい波紋を広げられるよう、5年、10年先を見据え、利益を確保できるよう勉強したいです。」



「クラゲ」

宮田紀恵(大分県宇佐市安心院町 宮田ファミリーぶどう園)
栽培品目:ぶどう

「義理の両親はグリーンツーリズムの先駆者で、夫もパワーと個性があって目立っていて、ボスが3人いるような状態(笑)。その中で目立たずふわふわ漂いながら、時々刺すような生活です(笑)。家族のおかげで私もこの塾のような良い機会をいただいたりするので、少しずつ力をつけて強くなっていきたいです。」



「4色の多機能ペン」

西山美貴(山口県美祢市伊佐町 農業生産法人(有)梶岡牧場)
栽培品目:黒毛和牛、ハウス野菜(トマト)、路地野菜(かぼちゃ)

「ふだんはレストランと野菜づくりをやっています。畜産、レストラン、野菜づくりなど、ひとつひとつを別々にやっているけど、多機能なら多機能なりの動きをしていきたいです。全体的に経営を見て、伸ばしていく力がついていけばいいなと思っています。」



「藤の花」

片山綾子(和歌山県日高郡由良町 片山農園)
栽培品目:温州みかん、ミニトマト、米

「納品したカスミソウがしおれてしまい「風不足」と指摘された時、自然の恵みを受けていることを実感し、本気で農業をやろうと思いました。32年いつも悩んで、絡まるあてもなくつるを伸ばしている間に、いつの間にか強くなってきたつもりです。今はまだ花は咲いてないので、美しい花を咲かせられるよう頑張ります。」



「玉ねぎ」

佐藤絵美(北海道空知郡上富良野町 佐藤ファーム)
栽培品目:小麦、馬鈴薯、てん菜

「長時間煮込まれたり炒められたり、ハンバーグやサラダに入れたり…どんな場面にも使える玉ねぎ。お父さんと夫の間に入ったり、近所の話し合いで折衷案を出したりと、私がいないと仕事が回らないという自負はあるし、そう思われたいです(笑)。農家の仕事は素晴らしいものなので、それを伝えていける人間になりたいです。」



「ウサギの皮をかぶったトラ」

福田結美(栃木県鹿沼市上日向 丸福農園)
栽培品目:トマト、米

「農家に嫁いで、お日様の下で働くのはすごく気持ちが良くて、私には合ってるなと、のどかにウサギのように暮らしてきました。でも世の中は変わってきて、経営状況も働いただけ貰える時代じゃなくなりました。夜中まで働いたりするうち、トラの部分が出てきました(笑)。自分にできるか不安もありますが、この状況を打破する知識を身につけたいです。」



「迷えるトートバッグ」

善積峰子(長野県駒ヶ根市東伊那 善積農園)
栽培品目:リンゴ、米、大豆

「もともとデザイン関係の仕事だったこともあり、畑でライブイベントを企画したりと、お客さまの目にとまる企画を探ってきました。今はバッグがいっぱいで重く、中身を取捨選択しなきゃいけない時期。残すものは残して身軽になって、いいバッグとしてかわいがってもらえる存在になりたい。トートバッグはタフなので、自分自身もそうありたいです。」



「帰ってきた田舎猫」

関根諭実(千葉県野田市目吹 関根農園)
栽培品目:エダマメ、ホウレンソウ、サトイモ類

「実家がやっている農業から遠ざかりたい一心で、中学受験をしたり、美術の道を選んだりしてきました。でも今は帰ってきて、今度はしっかり農業に向き合うために、育成塾に来ました。農業の経営者として生まれ変わるため、バージョンアップしたいです。」



「反抗期中の中学生」

菅原紋子(岩手県岩手郡雫石町 有限会社ファーム菅久)
栽培品目:米、小麦

「就農して7年、どうやったら父に勝てるか、勝てなくても追いつけるかを考え続けてきました。とはいえ、育成塾に来ることを許してくれたことは感謝しています。年齢的にも経営移譲を考えるようになり、反抗している中でも会社をどうするかについて悩むようになりました。自分にあった経営を導けたらと思います。」



「チューリップの球根」

西美香(鹿児島県いちき串木野市生福 西果樹園)
栽培品目:しらぬひ(デコポン)、サワーポメロ、ポンカン

「ブドウを作って観光農園をしていましたが、今年になってそれをやめました。だから今は、自分にとっての「農閑期」。ちょうどいいタイミングでこの育成塾のお話をもらったので、今のうちに球根に養分をたくわえて、仕事に活かしたいです。」



「膨らみ足りないパン」

立松季久江(京都府綾部市上原町 ともときファーム丹波)
栽培品目:米、黒豆、人参 ほか

「もともと栄養士で、名古屋から来て就農しました。いい食べ物を作りたいと思い、ゼロから勉強して、野菜もパン作りも運営も自分でやってきました。だから、何かを足せばもっと膨らむけど、そのエッセンスが分からないのが今の状態。だから育成塾に申し込みました。」



この続きは次回後編でお届けします!