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輝く農女新聞内で特集された情報を紹介しています。

FOODEX JAPAN 2017 展示会 初出展で学んだコトとは?

2017.03.24

毎年、育成塾の最終フィールドワークの場になっている「FOODEX JAPAN」。今年も3月7日〜3月10日の期間、千葉県・幕張メッセにて開催されました。

アジア最大級の食品・飲料専門展示会として世界77の国と地域から過去最多の食品・飲料メーカー・商社ら3282/3879小間が出展。4日間の来場者は、昨年の7万6532人から大幅増の8万2434人を数え、各所で活発な商談が行われました。


第三期育成塾からは4人の塾生が出展。


株式会社Sun So(香川県観音寺市/青ねぎ) 尾池美和さん

正社員の男性1名と女性パート12名で、年間170tのネギを出荷しています。今年は場所的に人通りが少なめだということもあり、パネルを頭上に掲げ来場者にアピールしていました。


有限会社ベストクロップ はしもと農園(大分県臼杵市/パプリカ) 橋本友佳子さん

ご夫婦で商社に勤めていた橋本さんは2000年に大分県で新規就農したという経歴の持ち主。持参した色鮮やかなパプリカを示しながら来場者に商品説明を行っていました。



株式会社山雅ファブリカン(岡山県総社市/葡萄) 山下希さん

ご主人と一緒に、自慢の葡萄をアピール。従業員の協力を経て、準備を進めてきたとのこと。従業員の方とは、育成塾で学んだことを積極的に共有してきたそうで、今回も力を合わせて出展にこぎつけました。



和農BARU株式会社(福岡県小郡市/米) 白木嘉代さん

農家の8代目であるご主人と一緒に、化学肥料、農薬を使わないオーガニックな米作りをしています。商談会には行ったことがなく初めての出展という白木さんに、塾生を代表してお話を聞かせていただきました!


これまで行政が行う勉強会や集まりには、あまり意味を見いだせなかったという白木さんが育成塾に参加したのは、説明会で第2期の卒業生の話を聞いたことがきっかけ。売り上げが10%もアップしたという話を聞き、意味があると思って応募したそう。そんな白木さんに、育成塾で学んだことを訊ねると「役に立つことだらけ!」。たとえば、育成塾に入る前に始めようとしていた6次化について、育成塾で学んで冷静に判断すると利益が出ないことが判明し、やめる決断をしたこともあったそうです。

そんな白木さんのブースは「米」と一目で分かる展示パネルが印象的。「ごちゃごちゃ書いても分からないし、うちは米だから、ただ『米』って書けばいいと思って(笑)」と冗談めかして言われていましたが、本当は1kgあたりの値段も入れたかったそうで、ここまで言いたいことを削ぎ落とすには、熟考を重ねたことが伺われます。


現状としては、2年後ぐらいまでは売る製品がなく、4〜5年後にもう少し拡大してから販路の拡大も行う予定。ただ、白木さん自身は会社を大きくしたいという気持ちがあり、今回の出展に至りました。「昨日は足を運んでくれた人が多くて、中には『量ができたらとにかく欲しい』という人もいて!」と白木さんが言うとおり、さまざまな経営者からこの米を欲しいと言われ、探せばお客さまがいることを実感したそう。


白木さんは、自分たちのいるオーガニックの世界を“すごく小さい世界”と言います。これまでは個人のお客さまだけを対象にしてきて、1ヶ所に大量に納品するということもしてこなかったそうで、「FOODEXなどの展示会は、うちには関係ないと思っていた」と言います。


今回、こういった展示会でさまざまな人と話をすることによって、お客さまがいることと、そのニーズを汲むことができたことは、大きな収穫だったそう。現在は従業員は1人ですが、春にもう1人増えるそうで、事業拡大に向けていろいろとヒントを得たようです!

育成塾のみなさんのブースで印象的だったのは、自分のところの商品だけでなく、4つのブース全体に対しての声掛けを行っていたこと。ブロックの両サイドには、青ネギ、パプリカなどの商品を置き、ブースも全体的に統一感があるように見えました。


さすが1年近く一緒に学んできた育成塾メンバー! チームワークがひときわ光る「FOODEX JAPAN 2017」への出展でした。

もちろん出展していない塾生も、見学に来ています。今年も箱崎さんの事前講義で、情報を得るためのポイントを押さえてから、会場に繰り出して行きました。


さて、育成塾も次回はいよいよ卒業式を迎えます。最終日に向けてたくさん課題が出されましたが、あとひと頑張りですね!