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【塾レポ1月③】卒業課題は『3つの宣言』!

2015.02.27

後半の講義は「最終回に提出する書類と発表について」です。
これまで学んだことを活かすためにはどうするか、みなさんと一緒に考えていきましょう。


まず、高橋先生から質問が投げかけられました。これまでさまざまな目標を掲げ、10年後の姿や将来のビジョンを思い描き、事業の発展に向けてさまざまな目標を掲げ、実現のための道筋を模索してきましたが…


「実際にやった人はいる?」


手を挙げたのは、なんと19人中5人! 少々寂しい数字です。実際に行動に移すことの難しさを物語っているようですね…。では、どうすれば実現できるのでしょうか? 育成塾の卒業に向け、あらためて計画作りをしていきましょう!


■「スケジュール作り」と「宣言」の大切さ

ポイントは大きく2つ。
1つ目は、「スケジュール作り」。

スケジュールは、一緒に働く人にとっての共通言語です。同じ目標に向かって力を合わせていけるように、スケジュールを打ち立てましょう。ここで大切なのは、そのスケジュールが守れなくても、諦めないこと。たとえそれが100%できなくても、10%でもいいのです。スケジュールを組み直して、必ず実行することを心がけましょう。


2つ目のポイントは、「誰かに宣言すること」。
仲間に聞いてもらうことで、自分だけの目標でなく、「みんなのもの」になります。宣言した自分に恥じないようにとの自負も生まれるし、周りのみんなにも「あの人はがんばってるかな」と気にかけてもらえます。宣言したという事実を心の中に置いておくことで、行動に結びつくのです。


また、高橋先生は「夢があれば、人間はなんでものりこえられる」と続けます。
『夜と霧』の著者であり精神科医のヴィクトール・フランクルの話によると、「人間は今の貧乏より、将来に夢を持てない方がつらい」ものなのだとか。家族や社員と将来の夢を共有することが、事業を発展させることの原動力になるのかもしれません。


■卒業式に向けて「宣言」の準備を!

以上のことをふまえ、3月16日の最終回、すなわち「卒業式」は、“宣言大会”として各自発表を行うことになりました。発表する内容は3点で、1つ目は「10年後の私」。これまでの講義で学んだことでふくらませてきた10年後の事業の姿を、みんなの前で発表します。


でも、2つ目は「2015年の事業モデル」と、少々難しそう。中には思い描く姿が現状と離れすぎて、具体的な計画となると足がすくむ人もいるみたいです…。
そこに高橋先生の助け舟!


「登山で言うと、1合目までの登山計画でも構いませんよ」


なるほど~、分かりやすい! 最終的なものでなくても構わないんですね!経営資源の配分、収入の予測、新商品の開発計画など、具体的に計画していきましょう。


3つ目は、事業モデル実現に向けての「私の覚悟と決意」。
スモールビジネスでは、人の魅力で乗り切ることになる局面も多々あります。自分自身の魅力を、周囲の人に知ってもらいましょう。「少々足が速いなんて関係ないのよ」と、たとえ話の名手、高橋先生はウサギとカメの話を引き合いに出して続けます。知識、経験は、これからいつでもついてくるもの。大切なのは、目的は何かと見失わず、何のために今の作業をしているのか理解すること。


事業をやっていて、思い描いた形とズレないことは、まずありません。


PLAN(目標設定・計画策定)

DO(日常業務)

CHECK(進捗管理・ギャップ認識)

ACTICON(対策検討・実施)


この流れを意識して日々、業務改善をしていれば、いつか夢の実現につながるに違いありません。高橋先生の話を真剣に聞くみなさんの目の輝きをみていると、今から「卒業式」が楽しみです!

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