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輝く農女新聞内で特集された情報を紹介しています。

令和元年度「女性農業コミュニティーリーダー塾 実践編」
自己紹介【東京会場/後編】

2019.08.08

自己紹介【後編】

第2期 女性農業コミュニティリーダー塾【実践編】(東京会場)。
今期、東京会場での講義に参加するのは17名。
【前編】に引き続き、自己紹介の後編をお届けします!

金丸晴美(カネマル・ハルミ)さん

ハーブガーデン平田(富山県小矢部市)
栽培品目:ハーブ

ハーブを育てて収穫し、ハーブティーとして販売しています。また、体験教室などもやっています。高岡市というところに住んでいて、小矢部市に通勤していますが、歴史の深いところで、地域にはいろんな活動をしている人たちがいます。ただ、今はバラバラに活動しているので、みんなが繋がって、地域起こしのような活動ができればと思っています。そういうところに参加して地域に貢献したいと思い、この塾に参加しました。



平野佳子(ヒラノ・ヨシコ)さん

(埼玉県旭市)
栽培品目:胡瓜、水稲

私の実家を継いで、8年前に仕事をやめて就農してくれた夫と二人で農業経営をしています。女性12名でハートの胡瓜を作るPR活動もしています。うちでは環境制御技術を取り入れているのでその勉強もしつつ「スマート農業」をめざしています。それを地域でも盛り上げていきたいというとき、人にどう伝えたらいいかとか、話し方にはコツがあると思ったのが、参加動機です。それを身につけて、地域農業が盛り上がるために使っていけたらと思います。



山口あきら(ヤマグチ・アキラ)さん

上州百姓「米達磨ーこめだるまー」(群馬県藤岡市)
栽培品目:有機米、有機麦、有機大豆

4年前に嫁ぎ、夫と二人でやっています。他分野からの就農で、以前は海外に住んでいたので、地域では農業以外の分野と世代・国境を越えた活動を手掛けています。田んぼを使って交流する「田文化交流」のほか、味噌づくり、豆腐づくりなど、農業を少し身近に感じてもらえるような活動をしています。海外を飛び回って少しズレている私でも、温かく迎えてくれた地域の人の心が大好きで、そんなみなさんがやりたいことをどうサポートできるのか、活動を次の世代に繋げるにはどうしたらいいのか、それを掴みたいと思います。



三瓶やえ(サンベ・ヤエ)さん

有限会社さんべ農園(福島県会津郡)
栽培品目:夏秋トマト、水稲、そば

日本有数の豪雪地帯、只見町という山村で、お米と夏秋トマトを作っています。Iターンも含めて若い農業者がたくさんいて、頑張っています。若い女性たちは子育てもあり、お嫁さんとしても頑張っていて、なかなか出られないので、私がここでいろいろ学んで伝えて、みんながそれぞれの地域・地区で活躍してくれるのが、町の未来に繋がるんだろうと思い、参加しました。



杉山三保(スギヤマ・ミホ)さん

しばきり園(静岡県静岡市)
栽培品目:茶

山間地でお茶を栽培しています。お茶は男社会のようなところがあって、男の人は活躍しているけど、女の人は頑張ってもなかなか表に出る場や活躍する場がないので、そういう場を作っていきたいなというのが、私の希望としてあります。山間地なので放棄茶園が多くなって、本当にきれいな茶畑がだんだん荒れてきています。そこも、少しずつでもなんとかならないかな、大事にしたいなと思っています。



五十里優美(イカリ・ユミ)さん

株式会社Agri wave ikari(富山県下新川郡)
栽培品目:水稲、大豆

中国の大都会から嫁いで、最初は不安もありました。わたしのいる入善町は、自然が豊かで人々も優しくて、何よりライフラインが便利で充実しています。そして、農業女性はとても輝いて活躍されていて、そんな環境に恵まれて農業ができるのは幸せだと感じています。そんな素敵な先輩たちを少しでもサポートできたらいいなと思ったのと、あとは農業で地元を元気にしたいという気持ちが強くて、それについて学びたいと思って参加させていただきました。



齋田綾華(サイダ・アヤカ)さん

みやぎ 齋田農園(宮城県遠田郡)
栽培品目:米

私の住んでいる街は、仙台から北に40kmの電車のない平野の田舎町です。私はママ友がたくさんいるのですが、みんなに「なんで農家をやっているの?」と言われるんです。田舎なので働くところも少ないのですが、農家なら仕事はあるので「ちょっとぐらい手伝いにきてもいいよ」と誘っても、農業はイヤだという反応。なので、みんなの気持ちを「農業はいいな」に変えていきたいなというのが参加動機のひとつです。



松本知恵(マツモト・トモエ)さん

とまとや(群馬県藤岡市)
栽培品目:とまと

同じ会社だった主人が脱サラして就農し、その後私も農家になりました。最初は少し農業に抵抗もあったのですが、今は会社にいた頃より充実した生活をしていて、私にとって農業は天職だと思っています。ただ、黙々と現場でやっていると人と話すことがなくて…というのが参加動機です。もともと人が好きで、何かを伝えるのもすごく好きなんですけど、うまく言葉にできないことも多々あるので、そういうことを勉強して同業者のみなさんといろんなお話をして、吸収させていただきたいなと思います。



山本美智恵(ヤマモト・ミチエ)さん

ミネラル農園(愛知県岡崎市)
栽培品目:米、路地野菜

私の住む地域は海も山もあり、工業も盛んで、小さい子からお年寄りまで人もたくさんいる地域。そこで、特別な農法で弱アルカリ米を作っています。また、ヨガの先生とコラボで「季節の野菜を食べる会」として、採れたての野菜を焼くだけ・茹でるだけとシンプルに調理して食べてもらい、野菜のおいしさを伝える活動をしています。2年前に主人が農業一本でやると会社を辞めたのですが、なかなかうまくいかず、「よし、私がやろう」と決めて、女性でもモデルプランになれるといいなと思い、この塾に参加しました。



寺田晴美(テラダ・ハルミ)さん

株式会社Stay gold てらだファーム(富山県下新川郡)
栽培品目:米、スイカ、ネギ

私の目標は「捨てない農業」で、B品なども有効に加工品にして皆さんにお届けしたいと活動しています。一番自慢にしているのが「百姓一揆」というグループを作り、さといもコロッケを売り出していることです。いろいろなコミュニティにも参加していて、そのうち3つで会長もやっています。富山県は農業が盛んで、若い農業者も増えてきています。せっかく会長をしている今だからこそ、そんな若い方がもっと活躍できるように学ばせていただいて、何か皆さんのお役に立てることがあればと思っています。



以上、17名の皆さんが、これから東京会場で一緒に学んでいきます。
自己紹介後はさっそく講義の開始。事前に読んだ課題図書「『一緒にいたい』と思われるリーダーになる。」についてグループでディスカッション。仲間たちの意見を聞くことでリーダーシップとコミュニケーションについて理解を深めます。その模様は、次回レポートをお楽しみに!