JMAで働く ドキュメンタリー ~私たちの想い~

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Vol.01

社内の人たちをサポートすることを通して
社会に貢献

経営企画センター経営管理系
石崎 翔(Sho Ishizaki)
Text by Moriyuki Imamura

2017年7月、経理・業務改善のプロフェッショナルとして、日本能率協会(JMA)の仲間に加わった石崎翔。
親身かつスピーティーな仕事ぶりがオフィスで光る。かつて勤務した私立総合大学では、事務方として学校法人の合併を2度も経験。
組織再編の最前線に身をおいてきた。一見ソフトに見える表情の中に、仕事そして生き方に対し、どんな想いを秘めているのか

「自分の価値を試してみたい」2度の合併経験が自信に

大阪弁で「シュッとした」という表現があるが、まさにぴったり。スマートでスタイリッシュ。経理・業務改善のことはもちろん、ちょっとした困りごとも、すべて親身になって聞く。やわらかで丁寧な語り口。「最初から断らない」のが信条なのだという。JMAに入職したきっかけを聞くと、意外なことに “マネジメントの変革”という言葉が返ってきた。

「入職前に役員面接を受けているとき、あなたのミッションは『マネジメントの変革』だと言われました。それであらためて“マネジメントの父”と呼ばれるピーター・F・ドラッカーの著書を読み返してみると、『マネジメント』とは、組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関とある。『経営革新の推進機関』を自他ともに認めるJMAで、マネジメントの変革という重要な任務を担うことに、とても魅力を感じました。
前職で、学校法人の合併を2度経験したんです。大学のように1つの体制が長く続いた組織では極めて珍しいことです。事例もあまりないまま、手探りの日々が続きました。最初はさまざまな人と衝突しました。それでも、相手ときちんと向き合って対話を重ねているうちに、少しずつ状況が変わっていきました。この経験は自分にとって大きな自信につながりましたね」

そして、その経験が外へと向かわせた。「自分の価値を知りたい、そしてこの経験を他でも活かしてみたい」そんな気持ちが高まるとともに、転職を意識するようになる。

「これまでやってきて自信ができたんです。よほど専門的なこと以外はやれる、と。そこで、自分の市場価値はどうなのだろうと思ったわけです。自分を試してみたかった」

出勤初日に参加した懇親会は参加者と会話の糸口がつかめかなったと振り返る

転職にあたり、社会に対する意識も重要視していた。JMAは「特定の企業・産業ではなく、社会全体に貢献する」ことを掲げており、そのフレーズが目に飛び込んできたという。また、娘が生まれて、家庭との両立を実現したいと思っていただけに、月の残業が15時間程度と少ないことも決め手になった。

「私が仕事をしている意義はまず、生活のためですけど、社会貢献できるかというのもかなり重要なポイントです。経理という仕事でどうやって社会貢献するの? と疑問に思う人もいるかもしれません。ですが、自分の中でははっきりしていて、まずは「顧客」。経理・業務改善を担当する私にとって、第一顧客は社内の人たち。その人たちが、JMAの事業を通じて産業界や社会を良くする支援をしている。だとすれば、私の顧客をサポートすることが、間接的に社会に貢献できる、というわけです」

改善は3ヶ月が勝負。準備7割でスタートダッシュを狙う

入職直後、経理部門への配属が決まる。非常にシビアなところだな、というのが第一印象だった。一般社団法人というので学校法人とやや近い感じかなと思っていたが、売り上げも重視することが意外だった。「少しでも無駄があるならそれを改善していきなさい」と上司に言われた。それも1年ではなく、3カ月単位。すぐに取りかからねば間に合わない。

「今JMAには『改善されるならスピーディーに推し進めなさい』という風が吹いています。それに乗ることはすごくやりがいがある。普通なら、明らかにここを改善したほうがいいという点があっても、抵抗勢力がいたり、組織風土的になかなか推し進められなかったりということがあると思う。でも私の上司は『7割ぐらいでスタート切っちゃっていいよ、それよりスピードが大事だよね』と。良いところがあれば、多少のことは気にせずやろうよという意識が共有されている。それが1つの組織風土となっています。“就業条件や規則”という表面的な働きやすさも大事ですが、それ以上に、“働きやすい職場環境を自分たちでつくる”というJMAの風土が何よりも好きです

変化をおそれず、スピーディーに動く。この“風”に乗って、縁の下から組織を改善しようと奔走しているが、普段はどんなふうに仕事を進めているのだろうか。

今は経理担当としてのルーチン業務を外してもらっています。ルーチン業務の采配については、メンバーに『こういうふうにやるといいよね』と伝えることが一つ。あとは事業部門の人から『こういう情報がほしい』とか『ちょっとやり方がわからない』とか問い合わせがけっこうあるので、それを杓子定規にならないように、相手の求めていることをよく聞いて対応しています」
大事なことは、自分から解決策を示してコンサルティングをするのではなくて、ファシリテーターとしての力が必要だと言う。

「顧客の話を吸い上げていく。そこにポンと石を投げると、良い方向に向かっていく。昔は話しを吸い上げずに石を投げまくっていた。これがいいでしょう、これがいいでしょうと。それだと、仮に正論で最適解だとしても、組織や人は動かせない。つまり、引き出すのではなく、引き出させてあげる。ファシリテーションですよね。経理だけならそれこそ専門家がいればいいと思う。けれど、自分がめざしているのは、現場を知っている経営的な立場からいろんなアドバイスするとか、社内全体を良い方向に導いていくといったこと。経理というコアがありつつも、視野は広く持っていきたい」

視野は広く持っていきたいと思う

現場を知っているJMA一番の経理スペシャリストになりたい

JMAの本社ビルは芝公園。緑の間から東京タワーが眼前に迫る。ロケーションは抜群だ。しかし、ただ景色が良いだけではない。今JMAでは、立地を活かし、組織内外の“交流の場”づくりが積極的に進められている。JMAの事業そのものも「情報の交流と発信」が重要なミッション。それだけに、オン、オフ取り合わせてさまざまなビートで情報が交差する。
「私にとって、職員が仕事をするうえで、何に困っているかを知ることはとても重要です。そのためには、一人ひとりとの対話が欠かせません。そういった点で、JMAのオフィスで行われている『フリーアドレス制』はとてもいいんです」

フリーアドレス制とは、オフィス内で自分の席がなく、毎日好きな席で仕事ができるというもの。日常的に他部門の人たちと接することができるうえ、逆にひとりで根を詰めて仕事したいときは誰もいないスペースで集中することもできるというメリットがある。
JMAでは部門に制限なく全員が対象で、毎日席替え、週に1度はフロア替えという徹底ぶりだ。

「情報をインプットしたいとき、アウトプットしたいとき、それぞれメリハリがつけられます。交流したければいくらでも交流できる。そこはとてもフレキシブルにやれますね」

交流したければいくらでも交流できる。そこはとてもフレキシブルにやれますね

社内の表彰制度である「一隅賞」にも触れたい。「一隅」とは、天台宗を開いた伝教大師最澄の言葉「一隅を照らす」からとったもので、置かれている場所や立場で、ベストを尽くせば、隣、そして町や社会全体も光るという意味がある。「一隅賞」は、数字がぱっと出る事業部門に比べ、成果が見えにくい間接業務についても、縁の下からJMAを支える大きな力となったものを表彰しようというものだ。この賞を入職1年目にしてものにしている。

「テーマは業務プロセスの変革です。交通費や小口の経費精算など、みんなが面倒だな、と思っている業務に目をつけたんです。というのも、従来は、会社のデスクでパソコンに入力したり、領収証を用紙に貼ったりしなければならなかったんです。今は、モバイル端末で、誰もがいつでもどこでも精算作業ができるようになりました。加えて、ペーパーレス化も図れ、経理の業務軽減にもなり、自分で言うのもなんですが、一石二鳥ですね」

経理・業務改善担当として「働く仲間にやりがいと働きやすさをより多くもたらしたい」という願いと行動が早くも実を結んだ。とはいえ、入職して日は浅い。今後の抱負はこんなところにもあった。

「コアは経理的なことをやっているので、そこの専門性はやっぱり高めていきたいと思っていますね。現場を知っている経理のスペシャリストになりたい。具体的には、JMAの財政、会計処理、戦略に使っているような会計情報などを、私が一番知っていますと言える人間になりたいなと」

FOODEX JAPANの担当はもうすぐ5年目に(2017年のプレスイベント)

そのためには、積極的に外の情報を取りにいくことが重要だ。その点に関しては、JMAで主催する長期のビジネス研修に受講者として参加できたことが大きいという。6ヶ月の受講期間を通じ、異業種の人たちとも仲間になれた。困ったときの情報交換は今も続いている。

「経理の人間にありがちな考え方のクセがあって、それは、決めごとを逸脱するのは良くないって考えること。でも実は、別の角度からみるとそうでないこともある。だから『そんなことして大丈夫なの?』と言われても、『ここを踏み外さなければ大丈夫だよ』と言えるようになってきたのが自分の成長したところかもしれません」

笑顔で自分を振り返る。

「夢」は先延ばしにしない

オフタイムはどのように過ごしているのだろうか。子どもたちと遊ぶこと、それにランニングと自宅でのガーデニングだと言う。

「上が4歳、下が0歳。娘と息子。9時から17時という定時勤務を9時半から17時半にするといった時差出勤制度*があるので、週に2回保育園に送る、というのは定期的にやっています。子供たちに接する時間も増えました。あとは、家の近くに河川敷があって、そこを7~8キロ、週末の2日は必ず走っています。来年にもホノルルマラソンに出場したいですね。友人に誘われているのですが、走ってすごく気持ち良かったらしいので。42.195キロ、うん、完走する 自信はありますよ」
仕事で見せる顔とはまた違う。

「実は、見た目よりずっと自己主張が激しいし、負けず嫌いなんですよ。「夢」はできるだけ先延ばしにしないようにしたいんです」
仕事とプライベートを両立できる職場環境の中で、今後も、経理分野以外の業務だけでなく、様々なことに対して積極的にチャレンジしていく、そんな石崎の熱い想いが伝わってきた。

*時差出勤制度
JMAでは9時~17時が所定の勤務時間であるが、8時~16時、8時半~16時半、
9時半~17時半、10時~18時の時差出勤が認められている。

石崎さん

メッセージ
「変化」「協働」「行動」、これらの言葉にポジティブなイメージを持つ人はJMAにマッチすると思います。新しいことにチャレンジしたいと思っている方、お待ちしております!

同僚からのメッセージ
ひと言で表すならば「経理に関する事ならなんでもおまかせナイスガイ」です。
色々な人に頼られ・相談されとても忙しいはずなのですが、それに対して断った姿は見たことがありません。数字を使いながらも、数字に振り回されることなく、その裏にある意味合いも斟酌したうえで対応しています。頼りになる右腕です。

同僚の声

PROFILE

大学では総合政策部にて経済・経営を専攻。卒業後、企業で約2年間バイヤーのアシスタントを務める。その後、私立総合大学財務局で約11年間専任職員として従事。うち5年間はチームリーダーとして6名のマネジメントを経験。所属部門外に、横断的プロジェクト・役割を兼任。
2017年7月JMA入職後、経営企画センターに所属。経理・業務改善を担当。