セミナーレポート

セミナーレポート
フォトグラファーの視点から考える
伝わる食品パッケージとは?

(2019年2月22日14:10~14:55)

株式会社hue代表取締役
シズルディレクター・フォトグラファー 大手仁志氏

大手仁志氏

食品パッケージの重要性とさらなる可能性を再認識!

「伝わる食品パッケージとは?」。この興味深いテーマについて、株式会社hue代表取締役の大手仁志氏が、「シズルディレクター・フォトグラファー」の視点から解説したセミナーが開催されました。

 セミナーで大手氏は、商品棚は「商品と消費者が初めて出会うお見合いの場」で、パッケージ写真は「瞬間的に商品を理解してもらうために必要なビジュアル」と説明。しかし、「伝えたいポイントが明確でないと伝わらず、非効率である」ため、「伝わる表現」になるように活用しているのが「シズル」だそうです。

 シズルは、原義では肉を焼いた時のジュージューと音を立てる様子などを指し、広告表現では消費者の五感に訴える手法を意味する言葉です。大手氏は、「シズルとはおいしさを伝えるためのスパイスです」と話し、実際の料理写真で、よりシズルがあるものと、それほどでもないものを比較しながら、その訴求効果を分かりやすく説明。パッケージ写真に求められるものは、「正確な商品情報」+「伝わりやすさ」+「おいしさ」であると説明しました。
 さらに、「変化するシズル写真の歴史」と題して、「昭和料理写真世代」、「レシピ本世代」「インスタグラマー世代」のそれぞれの写真例を紹介。この解説も、時代ごとにシズル写真が変遷してきたことがよく分かり、とても面白い内容でした。

 セミナーの最後には、「昨今の変化著しいビジュアル表現において、パッケージ写真はこの先も変わらず商品の顔として流通の現場に存在し続けるでしょう。そのような状況で私たちは、〈食〉を表現するにあたり〔シズル〕というスパイスを活用し、より伝わる表現を心がけています。皆様も商品をパッケージで表現する場合、ちょっとした気遣い〔シズル〕を意識していただき、今まで以上にお客様に伝わるパッケージ制作をしていただければと思います」とコメント。セミナー全体を通して、食品パッケージの重要性やさらなる可能性を再認識させてくれました。

大手仁志氏