ニュースリリース

2008年度 「購買・調達に関する実態調査」結果


2008年10月03日

報道関係各位各位

社団法人日本能率協会

2008年度 「購買・調達に関する実態調査」結果

“コスト上昇に悩まされる調達部門”

社団法人日本能率協会(会長 富坂良雄)と株式会社アジルアソシエイツ(代表取締役社長 野町直弘)は、原材料・素材の価格が依然として高騰しているなかで、企業のコスト競争力に直接寄与する購買・調達部門の実態調査を行い、購買・調達部門の課題を探った。
調査結果より、調達部門は原材料のコスト上昇に悩まされ、コスト削減効果が出ていない厳しい現実が明らかとなった。経営陣からは、従来からのコスト削減のみならず、購入品の安定供給確保についての期待が高まっており、QCD(コスト・品質・納期)全体をコントロールする中枢機能としての役割が求められている。
また、最高調達責任者(CPO;Chief Procurement Officer)の設定企業は僅かであり、さらに、他部門からの異動者で調達経験が浅い調達責任者が多く、調達部門におけるキャリアのゴールがみえない実態が明らかとなった。

主な調査ポイント

●コスト上昇の状況と抑制の施策 −コスト抑制策に手詰まり感漂う−
コスト上昇率が高い(対昨年比)調達品目は「石油・石炭製品」(46%)「鉄鋼」(46%)がトップ。回答企業の平均上記2品目で1年間で1.3倍〜1.5倍のコストアップの状況を示している。
コスト上昇には「購入先の多様化」(58%)で対応するも、約半数の48%の企業が「従来よりもコスト削減効果がでていない」状況であり、企業のコスト競争力を担う購買・調達部門の厳しい現状が伺える。

●経営陣からの期待と評価 −原点回帰、期待は「納期」と「コスト」−
経営陣からの期待は昨年比6ポイント増の82%と2006年の調査開始以来、最高値を記録。永続的課題である「利 益計画達成のためのコスト削減の実行」(87%)の他に、需給逼迫を背景とした「購入品の安定供給確保」(25%)、企業価値を高める「コンプライアンス、内部統制、CSR調達等の取組強化」(28%)に対する期待は伸びも大きい。

●調達責任者の人物像 −調達部門人材のキャリアゴールはどこに?−
調達責任者の人物像は「50代、購買・調達経験5年未満、ノンプロパー」が中心であり、調達部門におけるキャリアのゴールが見えないという厳しい現実がみられる。調達責任者の役割は「調達に関わるリスク管理責任を負う」(88%)「利益計画に対するコスト削減等の計画・実行の責任を負う」(81%)など、QCD確保が中心となっている。

<調査概要>
調査時期:2008年5月〜6月
調査対象:国内企業の購買・調達責任者
調査方法:調査票を郵送配布⇒郵送及びインターネットによる調査票回収
回答数:249社(配布数:1412件、回収率:18%)
回答企業の概要:上場(57%)、非上場(43%)
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【本件に関するお問合せ先】
◆本件に関するお問合せ先◆
社団法人日本能率協会広報室
  担当:大和、丸田、津島
〒105-8522
  東京都港区芝公園3-1-22
TEL:03−3434−8620  FAX:03−3433−0269

 

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