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  • 加速する日本企業のグローバル戦略 今後の中国ビジネスを再思考!〜

特別レポート【第3回】加速する日本企業のグローバル戦略 今後の中国ビジネスを再思考!

簡政放権、効率化、クリーン化への動き

 2013年には、上海市に自由貿易区が創設されました。これなどは「簡政放権」の具体例のひとつで、今年から天津、福建省、広東省に自由貿易区を拡大しました。金融都市をつくっていくのが大きな狙いです。外資投資や海外投資を、事前審査制から登録制に切り替えて外貨の移動がしやすくなるような状態にしていこうとしています。

 まだあまり知られていないと思いますが、2017年に合弁企業法と独資企業法が外商投資企業法に統一されていきます。この動きのなかで簡素化が出てくるのではないか、と私は予想しています。

 私どものグループは、中国に350人ほどのスタッフがいます。そのうち年度監査をやっている部隊が約150名。今までだと外商投資企業はすべて年度監査が必要ということでしたが、たぶん資本金・従業員・売上高の基準を満たさないところについては監査不要になるのではないかと考え、スタッフの数はぜったいに増やさず合理化で切り抜けるよう指示しています。外貨管理についても今、簡素化がどんどん進んでいます。

 自由貿易区について彼らは、香港と同じようなものをつくりたいと言っていますが、まだ許認可のものが残っています。「だったら香港、シンガポールのほうがいいよね」となり、彼らの目論見どおりには進んでいないように思います。

 前述したように、従来の中国は非常に効率が悪かった。それは国防上、各省ごとに自給自足で賄えるように考えてきたからです。だから自動車や電機のメーカーにしても、ものすごく多い。それを今、統廃合しようとしています。省単位でなく中国一国のなかで効率化を考えるという動きです。

 また、車社会になって大気汚染が進んだことから、大気汚染防護法が抜本的改正に進みつつあります。2015年、PM2.5(微小粒子状物質)は1割減目標です。石油精製技術が中国は遅れていて、その技術革新をしようとすると投資がそれなりにかかります。

 クリーンさを国際社会に見せたいということでは、腐敗撲滅で薄煕来ら“新4人組”が粛正され、ほぼ“大虎”は全員捕まりました。中古車を扱う店には、政府高官が乗っていたと思われるベンツなどの高級車がずらりと並んでいます。腐敗撲滅運動は日本人には直接関係ないと思われているかもしれませんが、商業性賄賂も厳しく摘発されています。過去に中国へ進出し、袖の下を求められた方も多いかと思います。しかし、中国でこれから先も仕事をしていくためには「商業性賄賂は一切渡せなくなる」と言えるのではないでしょうか。

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