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  • 加速する日本企業のグローバル戦略 今後の中国ビジネスを再思考!〜

特別レポート【第3回】加速する日本企業のグローバル戦略 今後の中国ビジネスを再思考!

【PARTⅠ】“新常態”ってなに?

中高速成長路線、イノベーション駆動への転換

セミナー

  中国では “新常態” という言葉を習近平さんが昨年8月頃から使い始めました。新というからには、今までとは違う。では、今までの常態はどうであったのか? そこを理解しないと新常態もわかりません。

 まず思い起こしてほしいのが、1978年の改革開放からの鄧小平時代、1989年の天安門事件からの江沢民、胡錦濤時代まで。2001年にはWTOに加盟し、とりあえず高度成長でずっときたわけです。そこにあったのは、どういう常態であったのか。それがしっかりわかったうえで今後の新常態を理解し、それがベースになって中国ビジネスは動いていくということを十分理解していかないといけません。

 過去はこうだったというのはまったく通用しません。中国は今、鄧小平・江沢民・胡錦濤時代のウミをすべて出し、新常態制度を確立しようとしているのです。とくに来年からは次の 5か年計画が開始になります。この5か年計画は 新常態 に合わせてつくられるだろう、といわれています。

 従来は年率10%以上の高速成長できたけれど、これから先は7%前後の中高速成長を目指す。中国政府はそう言っています。バブルピーク当時の日本の成長率は7.6%でした。それと同程度の成長を続けるということですから、そんなに急激に落ち込むわけではありません。そこをまずご理解ください。そもそもパイが超巨大化してからも10%成長を保つなんてことはあり得ない。絶対額はさらに大きくなるけれども、成長率は鈍化していく。これは当たり前のことではないでしょうか。

 従来は生産供給能力をとにかく上げようということでやってきましたが、これからは効率を求めていく。成長の質・効率を重視した集約型成長モデルです。要は、経済の牽引力を「投資駆動」から「イノベーション駆動」へ転換するわけです。「労働集約型産業は退場していってね」というのが中国政府の考え方ではないか、と思います。逆に彼らが来てもらいたいと思っているのは「省エネ」「ハイテク」「環境」「IT」関連。そういうところには優遇税制を残すので「どうぞ来てください」——ということだと私は理解しています。



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