仏教と実業 (第26回一隅会より)

協和醗酵株式会社 会長
社団法人在家仏教協会 会長
加藤弁三郎氏 (当時の役職)

1972年8月19日、第26回一隅会においてご講演いただきました一隅会速記録をもとに、一部編集をしてお伝えいたします。
本講演内容は、ご自身の仏教とのかかわりをはじめ、仏念や在家仏教協会に関わる内容まで、実業と仏教のかかわりについて深い示唆を与えていただく講演内容です。

【第46回】10.在家仏教協会について - (11)

 わりあいこぎれいな本だと思っておりますが、内容も、仏教の雑誌としては、まあまじめに編集しておるつもりでございます。こういう雑誌をずっと出しますのと、それから講演を……本部はいま三菱地所の大手町ビルの八階に二間拝借しておりまして、一こまを講演会場にして、あとの一こまを半分に切りまして、半分が事務局で、半分が会議室、こういうふうなことでやっております。講演会はその本部でもやりますが、あちこち大阪とか、福岡とか、小樽、名古屋とか、いくつかのところでやっております。それも毎号、この雑誌に、どこでどなたが、どういう講題でお話になるということを書いております。そのほかに仏跡めぐりと申しまして、お寺をまわります。もちろん内地のお寺もあちこちまわります。春秋まいります。それからだんだん足をのばしまして、インド、釈尊の遺跡をずっとまわる。韓国も、このあいだ私、韓国まわってまいりました。なにしろ日本の仏教は韓国から来たんですから、そこに実際、由緒ある寺がいくつか残っております。それをお参りする。それからヨーロッパも、このあいだ、他の宗教も一ぺん知っておこうというようなことで、これもまわりはじめる。これも毎年やるつもりでございます。中国がもし旅行を許してくれれば、来年からでもやはり中国の仏跡まわりもやろう。なにしろ中国は、日本の仏教というのはほとんど中国の仏教なんでございますから、その遺跡をおまいりしたいと、そういうことをやっておるのでございます。