仏教と実業 (第26回一隅会より)

協和醗酵株式会社 会長
社団法人在家仏教協会 会長
加藤弁三郎氏 (当時の役職)

1972年8月19日、第26回一隅会においてご講演いただきました一隅会速記録をもとに、一部編集をしてお伝えいたします。
本講演内容は、ご自身の仏教とのかかわりをはじめ、仏念や在家仏教協会に関わる内容まで、実業と仏教のかかわりについて深い示唆を与えていただく講演内容です。

【第39回】10.在家仏教協会について - (4)

 ところが釈尊のいとこで阿難という方、これは釈尊の弟子でもありますが、終生、釈尊の秘書のような仕事をした人でございますけれども、この方が、あれほどお母さんが熱心におっしゃるんだし、また奥さん……捨てて出られたその奥さん、そのお方も入りたい入りたいとおっしゃっておる。だからいいじゃありませんか。男の教団とべつに離れたところに女性だけの教団をつくって、そこへそういう希望者を入れたらいいじゃありませんかということを熱心に説くわけですね。それでついに釈尊、負けられまして、そうか、それならおまえが言うように女性だけの教団をつくろうということで、べつのところに女性だけの教団をつくられた。それが尼さんのはじまりで、だから尼さん第一号は釈尊の養母さんでございます。そういうふうにして女性の教団ができた。