TECHNO-FRONTIER 2021 技術シンポジウム

第41回 モータ技術シンポジウム

※プログラム内容(スピーカ、コーディネータ、発表テーマ、内容等)が変更になる事がありますので予めご了承ください。
6月28日(月) 9:30~12:15 B1 可変磁束モータ
13:30~16:15 B2 ロボティクス
6月29日(火) 9:00~11:45 B3 電磁材料の高効率利用
12:15~15:00 B4 新規磁性材料とモータ
15:30~18:15 B5 振動・騒音
6月30日(水) 9:00~11:45 B6 身近な製品のモータシステムの高度化
12:15~15:00 B7 大容量高速モータ
15:30~18:15 B8 特徴あるモータの技術および成果
7月1日(木) 9:00~11:45 B9 革新的パワーデバイス
12:15~15:00 B10 IoT、AI技術(モータ制御の異常、故障予知の診断技術および最適制御)
15:30~18:15 B11 デジタルツインへ向けて ~モータモデルの作成とその活用法~
7月2日(金) 9:00~11:45 B12 プレス(巻線)
12:15~15:00 B13 商用電動車のためのモータ技術
15:30~18:15 B14 自動車用駆動モータ
 コーディネータ  (敬称略)
6月28日(月)
9:30~12:15
B1
可変磁束モータ
赤津  観
横浜国立大学 工学研究院 教授
1
可変磁束モータの技術動向
  • 可変特性モータの技術動向
  • 可変特性設計の考え方
  • 可変磁束モータの研究例
加藤  崇
日産自動車㈱ 総合研究所 EVシステム研究所 主任研究員
2
自励巻線界磁と永久磁石を併用した受動可変界磁PMモータ
  • 受動可変界磁の特徴と小型試作機による実機検証
  • ロータ巻線回路インピーダンス調整による受動可変界磁機能向上
  • 課題と今後の展望
青山 真大
静岡大学 学術院工学領域 電気電子工学系列 助教
3
Δ型磁石配置及び拡張フラックスバリアを採用した自動車駆動用可変磁力メモリーモータ
  • 可変磁力メモリーモータの特長及び改善課題
  • 着磁性能向上のための回転子形状の提案
  • 提案構造を備えた可変磁力メモリーモータの無負荷・負荷特性
竹本 真紹
岡山大学 大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻 教授
 永久磁石同期モータの界磁調節機能をもつ可変磁束モータは高速回転時の効率向上など様々な利点があります。また可変磁束を実現する手法も、永久磁石の強さを直接制御するメモリーモータ、界磁巻線による起磁力を利用した方法やロータ磁気回路設計による磁路可変モータ、伝統的な巻線切替手法など多岐に渡ります。本セッションでは可変磁束モータの第一人者である三研究者を一同に集め、特に自動車主機用モータに焦点をあてて、わかりやすい技術動向から最新の実験結果、設計技術についてご講演いただきます。
※自動車技術関連セッションB1セッションとの共通プログラムです。
 
6月28日(月)
13:30~16:15
B2
ロボティクス
長竹 和夫
(公財)NSKメカトロニクス技術高度化財団 評議員
1
ロボット分野の研究動向・課題
岩田 浩康
早稲田大学 理工学術院/創造理工学部総合機械工学科 教授
2
産業用ロボット開発「高速・高精度ロボットと人協働ロボットCOBOTTA」
  • 産業用ロボットの基本構造
  • 小型・高速・高精度ロボットとサーボモータ
  • 人協働ロボットCOBOTTAのアクチュエータのはたらき
澤田 洋祐
㈱デンソーウェーブ FA・ロボット事業部 ソリューションビジネス推進部 部長
3
波動歯車減速機「FLEXWAVE」一体型アクチュエータと減速機から見たモータへの要求事項
  • パワーアシストスーツの市場とアクチュエータへの要求
  • 要求仕様に適した減速機とモータの形状と仕様
  • 今後のバリエーション展開
前口 裕二
日本電産シンポ㈱ 減速機カンパニー開発本部 執行役員 開発本部 副本部長
 人間を支援するロボットは少子高齢化による労働人口の減少や、作業負荷増大への対応、製品・サービスの質や生産性向上の必要性から、ここ数年、全世界で技術の向上、使用現場での活用が活発化しています。
 本セッションでは、ロボット分野の先端で研究・開発されている大学、高速高精度で人間協調を指向した産業用ロボットを実用化・事業化を進めているメーカ、ロボットに特化したアクチュエータ、減速機を事業化されているメーカの先生方から各々業界の動向、モータ・ドライブ等への要求等、ご講演戴きます。
 聴講される方々がアクチュエータ、モータを軸としたロボット分野の現状、課題を理解戴けると信じます。
 
6月29日(火)
9:00~11:45
B3
電磁材料の高効率利用
榎本 裕治
㈱日立製作所 研究開発開発グループ テクノロジーイノベーション統括本部 電動化イノベーションセンタ 主管研究員
1
Si傾斜スーパーコア適用によるPMモータの高効率化
  • Si傾斜スーパーコア(JNHF®、JNRF)について
  • Si傾斜スーパーコア(JNHF®)適用によるモータ高効率化
  • 高磁束密度Si傾斜スーパーコア(JNRF)適用によるモータ高効率化
財前 善彰
JFEスチール㈱ スチール研究所 主任研究員
2
超小型高効率モータの設計と評価
  • JAXA宇宙探査イノベーションハブ事業について
  • 超小型高効率モータの目標設定と達成方法
  • 試作モータの評価と今後の展開
矢野 智昭
岡山大学 大学院 ヘルスシステム統合科学研究科 特任教授
3
圧粉磁心の開発とアキシャルギャップモータの高性能化
  • 圧粉磁心の概要と特徴
  • 圧粉磁心の最新開発状況
  • 圧粉磁心を搭載したアキシャルギャップモータ
齋藤 達哉
住友電気工業㈱ アドバンストマテリアル研究所 主査
 モータ技術の進歩には、材料、設計、生産技術の3つの要素が互いの領域と重なり合う関係となってそれぞれが進歩を繰り返しながら寄与してきました。軟磁性材料も、高エネルギー積を有する磁石材料の進化や、大電力を制御可能なパワー素子の進化などに見合う高性能化が必要となってきています。EVに代表される電動化が急速に拡大する状況で、軟磁性材料の電気磁気変換に伴うエネルギー損失を低減する取り組みは、カーボンニュートラルをめざす上で大変重要となってきています。本セッションでは、低損失な電磁鋼板のモータ適用事例や、超小型高効率モータ設計の実例、および、圧粉磁心材料の特徴である三次元構造モータでの利用技術をご講演いただきます。新しい材料の特性からその使いこなし技術まで含まれており、各所で取り組まれているモータ高効率化のための技術開発の一助となるものと思います。
 
6月29日(火)
12:15~15:00
B4
新規磁性材料とモータ
尾崎 公洋
国立研究開発法人産業技術総合研究所 磁性粉末冶金研究センター 研究センター長
1
高効率モータ用新規ネオジム磁石
  • 軽希土類元素「La,Ce」を活用した省ネオジム磁石
  • 高温特性を向上した超ネオジム磁石
  • 新規ネオジム磁石のモータ適応への考え方
木下 昭人
トヨタ自動車㈱ 先端材料技術部 主任
2
新規ネオジム磁石を用いたモータ設計・鉄損評価
  • 高効率モーター用磁性材料技術研究組合の概要
  • 新規ネオジム磁石を用いたモータ設計
  • 鉄損評価技術
浅野 能成
ダイキン工業㈱ テクノロジー・イノベーションセンター 主任技師
3
高効率モーター用磁性材料の技術動向
  • 高効率モーター用磁石材料の技術動向
  • 高効率モーター用軟磁性材料の技術動向
  • 高性能磁石の市場動向、高性能磁石材料の資源動向
豊田 俊介
(一財)金属系材料研究開発センター(JRCM) 磁性・先進技術研究部 部長
 現在、電力の過半はモータが消費している状況や、家電や産業機械向けに加えて、自動車の電動化に伴い、モータ需要の拡大する中、モータの省エネとモータ材料の資源リスクへの対応が重要課題となっている。特に高効率モータの性能は磁性材料とも密接に関係しており、磁性材料の開発とモータの開発を同時に進め、モータの小型・高効率化を行うという、材料開発とアプリケーション開発の融合が必須となります。
 このセッションでは、「次世代自動車向け高効率モーター用磁性材料開発」プロジェクトの中で開発されてきた主な成果である、新しいネオジム磁石の開発状況とそれを用いた小型・高効率モータ設計、並びに軟磁性材料も含めた磁性材料の技術動向について紹介します。
 
6月29日(火)
15:30~18:15
B5
振動・騒音
野田 伸一
日本電産㈱ ASIジャパン 上席主幹技師
1
トラクションモータ向けリラクタンスモータの低振動化に向けた取組み
  • トラクションモータ向けリラクタンスモータの特性紹介
  • 駆動方法による振動比較
  • 振動低減に向けた取組み紹介
新口 昇
大阪大学 大学院 工学研究科 助教
2
サーボモータの高性能化技術
  • サーボ市場の動向
  • サーボシステムへの要求
  • 最新HKシリーズにおける性能向上
  • モータの低トルク脈動化技術
中村 雄一朗
三菱電機㈱ 先端技術総合研究所 専任
3
自動車用モータ駆動システムにおける電磁加振力と振動・騒音の対策事例
  • 自動車用モータ駆動システムにおける振動騒音の課題
  • 電磁加振力による振動と低減手法
  • 自動車用モータシステムにおける振動対策事例(モータ・制御)
原 崇文
㈱日立製作所 研究開発グループ 電動化イノベーションセンタ モビリティドライブ研究部 研究員
4
dq軸6次高調波電流制御による電気角6次ラジアル振動の低減
  • 研究目的と低振動化の対象
  • 電気角6次ラジアル振動の低減
  • 電気角8次ラジアル振動の増加阻止
綿引 正倫
日本電産㈱ 中央モーター基礎技術研究所 研究第1部 第3グループ 主任研究員
 モータは、洗濯機、エアコンなど家電製品、一般産業用、工作機械や医療機器、さらには最近では電気自動車(EV)が注目され、幅広く使用されています。モータの歴史は古く、その間に小型、軽量、高速、高効率などの幾多の技術改良がなされてきました。しかし、今日でも技術上の困難な課題はいくつか残されており、その一つとして、振動・騒音の問題があります。
 本セッションでは、振動発生源である「モータの振動・騒音の発生メカニズムから対策まで」事例を交えて発表していただきます。今年度は特にハード(構造)とソフト(制御)の両面からの取り組みによる振動・騒音の低減技術がポイントとなります。モータ単体だけでなく装置システムの振動・騒音低減についても事例を紹介いただきます。本セッションは、「モータ振動騒音問題を解決する手掛かりとなる」ノウハウが多く詰まった有益な情報を大学やメーカで活躍している第一線の専門家の方々より得られる内容となっております。
 
6月30日(水)
9:00~11:45
B6
身近な製品のモータシステムの高度化
関原 聡一
㈱東芝 生産技術センター 制御技術研究部 シニアマネジャー
1
圧縮機用永久磁石同期モータの損失低減技術
  • 圧縮機用モータの概要
  • 高インダクタンス化による損失低減事例
  • アモルファス合金薄帯による損失低減事例
高畑 良一
㈱日立製作所 研究開発グループ 電動化イノベーションセンタ モビリティドライブ研究部 主任研究員
2
空調機を支える高機能・高効率インバータ装置
  • 空調機の概要と動向
  • 空調機用インバータ装置の特徴
  • 空調機用インバータの高効率技術
清水 慎也
東芝キヤリア㈱ エレクトロニクス設計部エレクトロニクス開発担当 マネージャー
3
空調用ブラシレスファンモータの高効率・低騒音化技術
  • 空調業界/空調用モータについて
  • 空調用ファンモータに求められる基本性能
  • 高効率・低騒音化へのモータ技術と制御対応
杉浦 賢治
ローム㈱ LSI事業本部 モータLSI事業部 次席技術員
 様々な製品に搭載されているモータシステムには、低消費電力(省エネ)や低騒音・低振動といった高性能化、低コスト化などが求められており、これらのニーズに適した技術の高度化が進んでいます。本セッションでは、身近な製品の一つである空調機を取り上げました。空調機に搭載されているコンプレッサやファンのモータシステムには、他の製品に先駆けて新しい技術が組み込まれており、今回はその最新技術について講演いただきます。講演内容は、空調機に限らず、様々な製品開発の参考になると思います。また、モータシステムを構成する『モータ』、『制御・回路』、『部品(半導体LSI)』全てを一度に聴講できるプログラムとしました。それぞれの専門の方は勿論、システム開発されている方、システムを使用して製品開発されている方など、幅広い方々の参考になると思います。本セッションが、一人でも多くの方々の開発の一助になれば幸いです。
 
6月30日(水)
12:15~15:00
B7
大容量高速モータ
山際 昭雄
ダイキン工業㈱ テクノロジー・イノベーションセンター モータ技術グループリーダー 主席技師
1
航空機電動化における大容量高速モータへの期待
  • 航空機電動化の方向性
  • 航空機における電動化の課題
  • 航空機電動化における大容量高速モータへの期待
関  直喜
㈱IHI 航空・宇宙・防衛事業領域 技術開発センター エンジン技術部 将来技術プロジェクトグループ グループ長
2
大型空調用磁気軸受ターボ圧縮機とドライブシステム
  • 空調向け磁気軸受ターボ圧縮機の特徴
  • 開発した磁気軸受ドライブシステムについて
  • 磁気軸受ターボ冷凍機の製品紹介と導入事例
中澤 勇二
ダイキン工業㈱ テクノロジー・イノベーションセンター 主任技師
3
大容量コンプレッサ駆動用高速モータとドライブシステム
  • Oil&Gas等の産業分野で用いられるMW級の大容量コンプレッサの機械的特徴
  • MW級の大容量コンプレッサを高速駆動するシステムに要求される特性
  • 高速モータとドライブシステムの開発事例
塚越 昌彦
東芝三菱電機産業システム㈱ パワーエレクトロニクスシステム事業部 パワエレ開発センター長
 昨今の脱炭素化の流れも相まって、環境負荷が少なく、小型で高効率を目的に乗り物や産業機器の電動化が加速していいる。自動車ではHEVやEVなどで電動化がすでに進んでいるが、さらに大容量の出力が求められる航空機や大型産業機器においては軽量・小型化のための高速化や特殊環境下における技術課題が問題になる。本セッションでは、具体的な機器として、航空機用大容量高速モータ、大型空調用ターボ圧縮機やOil&Gas等の産業用大容量コンプレッサを事例として、モータ技術だけでなく製品システムから見た複合的な技術についてご講演いただきますので、 大容量モータの開発者だけではなく、今後、製品搭載を目指す全てのモータ技術者の一助となれば幸いです。
 
6月30日(水)
15:30~18:15
B8
特徴あるモータの技術および成果
森永 圭一
東洋電機製造㈱ 研究所 生産技術室
1
磁性コンポジット材を用いた超高速埋込巻線形同期モータ
  • 超高速モータの開発動向
  • 磁性コンポジット材の磁気特性
  • 超高速埋込巻線形同期モータの諸特性
水野  勉
信州大学 学術研究院(工学系) 教授
2
円弧ラジアル配向熱間加工磁石を用いた自動車主機用IPMSM
  • 自動車駆動用分布巻IPMSM
  • 円弧ラジアル配向熱間加工磁石の適用による高トルク・高出力密度化
  • 実機試作検証結果
加納 善明
大同大学 工学部 電気電子工学科 准教授
3
アモルファスを用いた80kW自動車主機用SRモータ
  • 30,000rpm 80kWの電気自動車用SRモータについて発表する。
    アモルファス使用時に問題となる鋼板間絶縁短絡および高速SRの問題点である風損対策としてロータコアをシュラウドで分割した構造についてその解析・実験結果を述べる。
赤津  観
横浜国立大学 大学院 工学研究院 教授
4
溶接レス平角線コイルを用いた高占積率モータ
  • 自動車用モータにおける小型高出力密度化の課題
  • 固定子コイルエンドの軸方向長さを短縮する溶接レス平角線コイル構造
  • 溶接レス平角線コイルを適用したモータの試作検証結果
澤畠 公則
㈱日立製作所 未来投資本部 技師
 あらゆる機器の電動化により、さまざまな分野でモータが活用される昨今、モータの小型・高効率・高出力化は、常に求められる課題です。
 本セッションでは、一般的なものとは異なる材料や構造を有するモータに着目し、それぞれのアプローチで課題に取組んだ成果を、ご講演いただきます。
 モータに対する新たな知見を得る機会として、本セッションをご活用いただければ幸いです。
 
7月1日(木)
9:00~11:45
B9
革新的パワーデバイス
西岡  圭
大阪大学 大学院 特任研究員
1
ワイドバンドギャップ(WBG)パワーデバイスのモジュール化技術
  • 最新ワイドバンドギャップ(WBG)パワーデバイスの特長
  • 各種WBGデバイスの最適駆動のための受動部品、ゲート回路などの重要性
  • WBGデバイスの性能を引き出すためのモジュール化技術とパワエレ装置への適用例
高橋 良和
東北大学 国際集積エレクトロニクス研究開発センター 研究開発部門長 教授
2
モデル3(テスラ)のフルSiCインバータ分解から読み解く次世代パワーデバイスが次世代自動車用モータ駆動システムに与えるインパクト
  • モデル3(テスラモーターズ社)用インバータの概要
  • モデル3用インバータにおけるSiCパワーデバイス導入の理由
  • 革新的パワーデバイスが次世代自動車用モータシステムに与える利点とシステムアドバンテージ
山本 真義
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授
3
α-Ga2O3パワーデバイス最新技術動向
  • α-Ga2O3パワーデバイスの位置付け
  • ミストCVD法によるα-Ga2O3エピ成長
  • SBDおよびMOSFETの最新動向
四戸 孝
㈱FLOSFIA 研究開発本部 取締役 研究開発本部長
 パワーデバイス分野ではまだシリコン半導体が大きな役割を果たしていますが、その性能限界を乗り越えようと、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)を積極的に採用する動きが加速しており、また、その次のパワーデバイス新材料として期待されている酸化ガリウム(Ga2O3)などの開発も進んでいます。
 このセッションではこれら革新的パワーデバイスを最適に駆動させるための技術やモジュール化技術とその適用例、そして早期開発を期待されている縦型窒化ガリウム、ならびに、酸化ガリウムの技術動向を取り上げます。
 本セッションが各位の新世代パワーデバイスを用いた商品の開発スピードアップに繋がれば幸いです。
 
7月1日(木)
12:15~15:00
B10
IoT、AI技術(モータ制御の異常、故障予知の診断技術および最適制御)
渡邊 賢司
㈱安川電機 モーションコントロール設計部 部長
1
AI、IoTが拓くモータ性能向上と予知保全
  • AIを活用したモータ制御性向上
  • AIを活用したモータ予知保全
  • IoTで広がるモータ情報活用
鴻上 弘
ファナック㈱ FA事業本部 サーボ研究開発本部 技師長
2
日立が提供するモータ電流を用いた予兆診断ソリューション
  • モータ電流を用いた予兆診断ソリューションの特長
  • 産業分野でのユースケース
  • 今後の展望
加藤 哲司
Hitachi Europe Ltd. Motor Reliability Researcher
3
i3-Mechatronicsの取り組み
  • i3-Mechatronicsによる工場の進化
  • 生産設備に向けたIoTソリューション
  • 具体的な取り組み事例
桝本 浩雄
㈱安川電機 モーションコントロール事業部 ソリューション技術部 応用技術課 課長
 近年、通信技術の進歩によりあらゆるものがデジタルで繋がる、IoTやindustrie4.0という言葉が身近になりました。併せて、機械学習・ティープラーニング等に代表されるAI技術が急速に進化し、各種分野で適用が始まっています。
 様々な用途で使用されているモータにおいても、ドライブの制御パラメータの自動調整、モータ電流波形・検出器フィードバック波形を利用したモータや駆動する機械の故障予知等で、IoT・AI技術が広く適用されるようになりつつあります。
 効率向上、加速性能向上といった純粋なモータ性能向上技術と併せて、今後、IoT・AIを活用したこれらの技術はさらに重要になっていくものと考えており、3名の講師に具体的な事例をご紹介いただきます。
 本セッションが、今後の皆様のモータ及びモータ利用技術の開発の一助になれば幸いです。
 
7月1日(木)
15:30~18:15
B11
デジタルツインへ向けて ~モータモデルの作成とその活用法~
阿部 貴志
長崎大学 大学院 工学研究科 電気・情報科学部門 電気電子工学分野 教授
1
電磁界解析を用いたモータのビヘイビアモデル作成と実駆動時の性能評価
  • MBDにおけるビヘイビアモデルに求められる精度
  • 高精度電磁界解析によるビヘイビアモデルの生成
  • MIL/HILによる実駆動時の性能評価
山田  隆
㈱JSOL JMAGビジネスカンパニー CTO
2
電磁界・熱流体解析を用いたモータシステムモデルのデジタルツイン活用事例
  • モータの3Dマルチフィジクス解析による内部温度推定
  • システム解析のためのモデル次元縮約による計算高速化
  • デジタルツインによるリアルタイム寿命予測とメンテナンス最適化
橋口 直矢
アンシス・ジャパン㈱ エレクトロニクスビジネスユニット テクニカルサポートエンジニア
3
FPGA専用演算器によるHILSに実装された空間高調波モデルのリアルタイムシミュレーション実行環境と適用事例の報告
  • ユーザ回路構成に対応する柔軟性とリアルタイム演算を両立するFPGAによる超並列専用計算機について
  • 空間高調波モデル等の非線形マシンモデルを含むシステムのHILによるリアルタイム実行プロセスについて
  • 実験環境と実験結果の紹介と考察
松野 知愛
MYWAYプラス㈱ 開発ツール部 部長
 IoTやAIの技術革新と共に、ものづくりのデジタル化を牽引する技術として、デジタルツインが注目されている。この技術の成立には物理的な製品をサイバー空間上にモデリングする必要があり、モータやモータドライブシステムも同様である。
 本セッションでは、電磁界解析を用いたモータモデル作成だけではなく、駆動回路を含めた損失や熱による影響の考慮、他のシミュレータとの連成やハードウェアを取り込んだHILSへの適用など、様々な先進解析技術と共に、モータのモデリング技術について、3名の講師に具体的な事例をご紹介いただく。
 
7月2日(金)
9:00~11:45
B12
プレス(巻線)
貝塚 正明
㈱本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 PUシステム開発室 第1ブロック チーフエンジニア
1
自動車駆動モータ用巻線のための次世代技術開発
  • 自動車駆動モータの絶縁の考え方と課題
  • 皮膜材料が及ぼす各種電気特性への影響
  • 次世代に向けた巻線構成の提案
冨澤 恵一
古河電気工業㈱ 研究開発本部 自動車・エレクトロニクス研究所 樹脂製品開発部 課長
福田 秀雄
エセックス古河マグネットワイヤジャパン㈱ 技術部 課長
2
自動車駆動用モータコアに要求されるプレス技術の現状と今後の課題
  • 金型・プレス技術の現状
  • 高精度金型への要求
  • 高精度プレス加工と今後の課題
松永 尚
㈱三井ハイテック 金型事業本部 金型事業部 金型技術推進部 部長
3
電動車の駆動用モータ高効率化に向けた接着積層技術Glue FASTEC®の提案
  • 電動車の市場動向と課題
  • 型内接着積層技術Glue FASTEC®の特徴
  • バッテリー消費電力低減に向けてGlue FASTEC®コアの提案
福山 修
黒田精工㈱ 金型事業部 企画部 部長
 地球規模の温暖化抑制の為、自動車の燃費規制は年々厳しくなり各国の環境規制を背景としてハイブリッド自動車や電気自動車など自動車の電動化が加速しています。これら環境車に搭載される駆動用のモータは高効率化、小型化、高回転化、高出力化が進んでおりモータ構成要素の巻線と電磁鋼板コアは常に高いレベルの技術が要求されています。
 本セッションではモータ用巻線については高電圧に対する絶縁の考え方や次世代へ向けた巻線構成の提案を、電磁鋼板プレスにおいては高精度な金型技術やプレス加工技術の現状と課題、モータ高効率化に有効な手段である電磁鋼板の薄板化時に必要とされる型内接着積層コア技術について、それぞれ第一線で活躍する技術者の方から講演していただきます。モータ開発に関係する方々にとって大変有意義な内容です。多くの方の参加をお待ちしています。
※自動車技術関連セッションB12セッションとの共通プログラムです。
 
7月2日(金)
12:15~15:00
B13
商用電動車のためのモータ技術
梅野 孝治
㈱豊田中央研究所 電動化・モデルベースデザイン研究領域 研究領域リーダ
1
商用車の電動化に関する技術動向
  • 商用の電動車は、充電時間、航続距離、可積載量、コスト等に課題があり、ビジネスとして成立が困難であるため普及が遅れている。これら課題の解決策として、駆動システムの徹底した高効率化はもちろん、静止中超急速充電、電池交換システム、走行中給電による駆動エネルギーの供給が有効であり、各国で活発な開発が行われている。その動向について解説する。
森田 賢治
(一財)日本自動車研究所 環境研究部 電動技術グループ 主任研究員
2
乗用車の量産モータ技術を活用した普及型EVバスの技術開発と実証評価
  • EVバスの早期普及を目的として、乗用車EVで量産されているモータやリチウムイオン電池モジュールを活用した大型車用EVシステムを開発してEV路線バスに適用する実証試験を行った結果、動力性能、運転容易性、乗り心地が既存バスと比較し優れており、実用性が十分であることを実証した。(環境省 CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業 として2016~2021年に実施)
松田 俊郎
熊本大学 大学院 先端科学研究部 シニア准教授
3
大型EV用2モータ駆動システムの開発
  • 2基のモータ動力を合流する機構とそのねらい
  • 極低速走行における提案機構の有効性
  • EVとしてのスムーズさを担保する制御
日下部 誠
㈱豊田中央研究所 電動化・モデルベースデザイン研究領域 研究員
 地球温暖化や環境問題から自動車のCO2排出量規制は年々厳しくなっており、自動車メーカは電動化を軸に技術開発を加速しています。また、各国でばらつきはあるものの、2025年から2040年にかけてエンジン駆動の新車販売を禁止する声明を発信するなど、国政レベルでも大きな動きが見られます。こうした背景を受けて、乗用車を中心に進められてきた電動化は、バスやトラック等の商用車に波及しています。しかしながら、商用車は乗用車と比べて様々な厳しい要求性能を満たす必要があるため、その電動化は容易ではありません。本セッションではこうした普及に向けた課題を克服する取り組み事例を紹介します。まず、日本自動車研究所の森田様より、商用車の電動化の技術動向を俯瞰していただき、次いで、熊本大学の松田様より、乗用車用のモータや電池を活用したEVバスの実証事例について、最後に、豊田中央研究所の日下部様より、2モータを用いて商用車の価値向上を狙った取り組みについて紹介します。本セッションが商用車のみならず、電動化モビリティ開発の一助になることを期待します。
※自動車技術関連セッションB13セッションとの共通プログラムです。
 
7月2日(金)
15:30~18:15
B14
自動車用駆動モータ
梅田 敦司
㈱デンソー エレクトリック機器技術部 電動化ビジネス企画室
1
マルチステージハイブリッドトランスミッションの開発
  • マルチステージハイブリッドトランスミッション概要
  • モータ小型低損失技術
  • モータ冷却技術
今井 恵太
トヨタ自動車㈱ 第2パワートレーン先行開発部 主任
2
小型e:HEV用 低損失モータの開発
  • モータ小型化
  • 低損失モータ技術
  • NVH低減技術
梶野 大樹
本田技研工業㈱ 四輪事業本部 ものづくりセンター パワーユニット開発統括部 パワーユニット開発二部 小型ドライブユニット開発課 チーフエンジニア
3
新型ノート e-POWER 電動パワートレインのモータ・インバータの開発
  • 第2世代e-POWER 電動パワートレインの概要
  • モータの効率向上と性能・コストの両立
  • インバータの小型軽量化
佐藤 義則
日産自動車㈱ パワートレイン・EV電動技術開発部 電動要素開発グループ 主管
 地球環境の改善のため、電動化車両の重要性が益々増加してきています。その様な中、エンジンとモータを併用するHVシステムでは、エンジンとモータの融合に様々な工夫、チャレンジが行われています。
 本セッションでは、電動化システムで日本の電動化車両を牽引する自動車メーカの皆様に、各システムとモータを核とした主要コンポーネントの紹介と今後の進化の可能性などについてご講演いただきます。
 トヨタ自動車㈱の今井様にマルチステージHVトランスミッション、本田技研工業㈱の梶野様に小型e:HEV用低損失モータ、日産自動車㈱の佐藤様に、新型ノート e-POWER電動パワートレインのモータ・インバータについてご講演いただきます。
 システムとモータ開発とを連動させたノウハウ、最先端技術のご紹介を聞くことができる興味深いセッションです。
※自動車技術関連セッションB14セッションとの共通プログラムです。
 


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