ニュースリリース

インフラ維持管理に関する自治体職員アンケート結果


2013年02月12日

報道関係各位

一般社団法人日本能率協会

インフラ維持管理に関する自治体職員アンケート結果

「費用面」に課題、「長寿命化」技術に関心集まる

一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:山口範雄)は、地方自治体の建築・土木担当職員を対象に、インフラ維持管理についてのアンケートを行いました(2012年12月〜2013年1月実施、156人回答)。
結果から、インフラ維持管理への危機感やコスト面への悩みが浮き彫りになりました。限られた予算の中で、いかに補修や補強を安価・簡易に行えるか、いかに施設・設備を長く使用できるかということに関心が集まっていることが読み取れます。
「双方向情報システム」「状態監視技術」「修繕工法」などの技術・サービスの情報を得たいという期待も寄せられました。
これを受けて小会では、2013年10月に主催する「第5回インフラ検査・維持管理展」にて、こうした課題の解決につながる「効率化」「省力化」「IT化」「長寿命化」といったソリューションをもつ企業・団体の出展募集を開始します。


1. 4割強がインフラ維持管理に「強い危機感」、2割が「対策手つかず」
インフラ維持管理に対する意識を聞いたところ、「強い危機感を持っている」(44.9%)「やや危機感をもっている」(52.6%)を合わせたほとんど(97.5%)が「危機感あり」と回答した。
また、インフラ維持管理対策の進捗状況は、「具体的な計画策定に入っている」という回答が41.7%で最も多いが、「手がついていない」も20.5%いた。

2. 困っているのは「維持管理費の増加」「先送り」、見過ごせない「職員数・体制面の不備」
インフラの整備・維持で困っていること(上位3つまで回答)は、「毎年の小修繕等で維持管理費が増加している」(71.8%)、「改修・建替費用が捻出できず先送りになっている」(66.7%)といった費用面が上位を占めた。「仕様や見積を行える職員や体制がない」という声が3割あった点も見過ごせない。

3. 関心のある技術は「長寿命化」が1位
どのような補修・補強・維持業務に関心があるかを聞いた質問(上位3つまで回答)では、「長寿命化」が最も多く(85.3%)、「低コスト」(66.7%)、「耐震化」(53.8%)が過半数を超えた。

4. すぐに補修・補強が必要と感じるのは「橋梁」「道路」が7割
今すぐに補修・補強が必要と感じるインフラ(上位3つまで回答)は、「橋梁」(71.8%)、「道路」(69.9%)が約7割と多数を占め、切迫した危機感をもたれていることがうかがえた。

「インフラ維持管理についてのアンケート」概要
調査対象
 地方自治体(県市区町村)の建築課・土木課の職員
調査方法
 Web調査
調査期間
 2012年12月20日〜2013年1月18日
有効回答数
 156人


「インフラ検査・維持管理展」事務局コメント
このアンケートでは、予算不足により改修・保全が先送りになっている現状を憂える地方自治体職員の姿が浮き彫りになりました。
更に、自治体が抱える問題は直接的なコストだけではなく、担当職員数の削減や維持・管理のノウハウを有する職員の減少といった人的資源にまで及ぶ根深い問題も判明しました。
自由記述では「市町村レベルでは点検に従事する職員がいない、もしくは職員の技術力が不足しているというのが現実である」「管理するための人材が枯渇しかかっている」など、現場の悲鳴が聞こえてくるような回答もありました。
限られた予算や人員でインフラ検査・維持管理を行っていくにあたり、日本能率協会では「効率化」「省力化」を可能にする技術やサービスの開発、啓発が必要であると考えます。

以上
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【本件に関するお問合せ先】
一般社団法人日本能率協会 産業振興第2ユニット(担当:久武・草柳)
〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
TEL:03-3434-1988/FAX:03-3434-8076
※取材のお問い合せは、広報室(TEL:03-3434-8620、担当:亀山)へお願いいたします。

 

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