ニュースリリース

2011年度 新入社員「会社や社会に対する意識調査」結果 速報

資料配布先:東商記者クラブ、財界記者クラブ
2011年04月20日

報道関係各位

社団法人日本能率協会

2011年度 新入社員「会社や社会に対する意識調査」結果 速報

明るく前向きに歩みだした新入社員

 日本能率協会(JMA、会長:山口範雄)は、小会が提供する新入社員向けセミナーの参加者を対象に、「会社や社会に対し、どのような意識や価値観を持っているか」の調査を毎年行っています。
 今回、2011年3月24日〜4月12日の期間で、2011年度入社の新入社員を対象に意識調査を実施しました。2010年度調査に引き続き上司・先輩にも調査を行い、新入社員との意識のギャップを聞いています。

1.「10年後の日本は良くなる」が過半数―震災をバネに前向きな決意
 「10年後の日本社会は、より良い社会になっていると思うか」の問いに対し、過半数の55.9%が「なっていると思う」と回答し、「なっていないと思う」の回答(41.0%)を上回っている。
 新入社員は上司・先輩に比べ(「なっていると思う」(43.5%)、「なっていないと思う」(54.4%))、「良くなる」と考える割合が高い。その理由を自由記述方式で回答を求めたところ、入社直前の2011年3月11日に起きた「東日本大震災」からの復興に関連した記述が3割近くを占めており、震災から立ち上がる前向きな日本の未来に言及した、ポジティブな新入社員像が浮かび上がった。

<「10年後の日本は良くなる」と答えた新入社員の自由記述(抜粋)>
大地震によって前へ進もうと一丸となっているから
震災をバネに、改めて経済を建て直そうとすると思う
大地震を経験し、お互いを助け合う気持ちを再認識できたため
災害後の姿を見て困難に立ち向う力があると感じたから
地震があって大変だけどその分努力すると思うから
地震の影響もあり、人々だけでなく会社間の結束が強くなるのではないかと思われるから
東日本大震災がきっかけで、社会により思いやりが強くなったことから
日本人は自分達で思っている以上に勤勉で、何度もどん底から這い上ってきたから
今は低迷しているが、これから新しい日本のあり方を見つけてがんばれる国だと思うから
日本は強い国だから
日本は明るい国だから
日本人は向上心があると思うから
日本人の勤勉さや技術力は世界でもトップクラスだと思う
国民の協力、連結の力は他の国にないから
私達が変える!!
新しい若者の力で変えていきたい
リーマンや震災などでの苦しい状況で入社した私達は逆境に強い
より良い社会にしようと就職しているから
俺達の世代が日本の復興を担うので
良い社会をつくることが、目標であり責務だから
若い力で社会を変えられると思っているから
私たち新社会人が頑張って良い社会を作るから
良い社会にするために、私たちが働くから

2.会社員生活は「明るいふるまい」が大切との意識が5割超―上司・先輩の意識と差
 新入社員が会社員生活において大事だと思うことは、「仕事で成果を出すこと(仕事の実力)」が最も高く(60.9%)、次いで「元気に挨拶し、笑顔を絶やさないこと(明るいふるまい)」(56.0%)となっている。「元気に挨拶し、笑顔を絶やさないこと」に対する上司・先輩の回答は35.0%にとどまり、意識に大きな差があった。仕事の実力を最重要と捉えつつ、まずは組織や職場への順応、参画などへ目が向いている新入社員像がうかがえる。
 一方、上司・先輩の回答では「仕事で成果を出すこと」(73.0%)や「人に負けない専門能力・技術や資格を持つこと(スキルを磨くこと)」(46.2%)が上位となっている。

3.上司・先輩が心配するほど、人間関係に不安を抱いていない新入社員
 これから仕事をする上での不安について、“新入社員自身が感じている不安”と、“上司・先輩からみて、新入社員が不安に思っているであろうこと”のギャップを見た。「会社の雰囲気になじめるか」や「同じ職場の人たちとの人間関係」等について、上司・先輩が推測するほど、新入社員は不安に感じていない結果となった。そもそも新入社員は、今の会社への入社を選択した理由として、「(社員や風土)雰囲気がよい会社」(45.7%)を最上位に挙げている。また、経済産業省の提唱する「社会人基礎力」のうち、「柔軟性」(「得意」32.7%、「やや得意」50.7%)や「傾聴力」(「得意」33.7%、「やや得意」46.8%)を得意とする割合が8割を超えている。
 上司・先輩が心配するほど、新入社員は人間関係の構築に苦手意識はないことが明らかになった。

4.「海外赴任をしてみたい」、大卒・大学院卒で5割
 海外赴任意向を尋ねると、「海外赴任をしてみたい」が42.9%、「したくない」が55.7%という結果になった。大卒・大学院卒の新入社員に限れば、過半数(51.6%)が「してみたい」と回答した。
 海外赴任をしてみたい理由としては、「国内では経験できない仕事にチャレンジできそうなので」(79.9%)、「今後の自分自身のキャリア形成に役立つと思うので」(61.6%)と、仕事に対する前向きなチャレンジ志向を示す回答が上位を占めた。また、海外赴任をしてみたくない理由は、「言葉が通じるか不安だから」(67.4%)が突出して高かった。

  5.第一希望の会社に入社した新入社員は「働きかけ力(他人を巻き込む力)」が得意
 入社した会社が第一希望であった大学・大学院卒の新入社員は52.2%であるが、高校卒の新入社員では81.8%と高くなっている。第一希望の会社に入社した大学・大学院卒の新入社員の特徴を見ると、第一希望でなかった新入社員に比べ、「気に入った会社・仕事に就職できなければ、就職しない覚悟」を持って就職活動に望んだ傾向が強く、就職の環境が厳しい中においても、強い意志を持って就職活動をしていたことがうかがえる。
 また、経済産業省の提唱する「社会人基礎力」の中で「働きかけ力」は新入社員全体では苦手意識の強い項目だが(12項目中10位。第一希望の会社に入社した新入社員はこれを得意とする特徴が見られる(「得意」+「やや得意」の割合が第一志望でない人に比べ10ポイント以上高い)。

<調査概要>
調査時期
 新入社員への配布・回収:2011年3月24日〜4月12日
 上司・先輩社員への配布・回収:2011年3月7日〜3月31日
調査対象
 新入社員: 日本能率協会の新入社員向け公開教育セミナー参加者および日本能率協会の研修を活用いただいている企業の新入社員
 上司・先輩:日本能率協会の会員企業ならびにセミナー参加企業の方々

調査方法
 新入社員:研修1日目終了時に調査票を配布、翌日回収
 上司・先輩:郵送で配布・回収
回答数
 新入社員:1,147人 上司・先輩:715人
回答者性別
 新入社員 男性 811人(70.7%)、女性333人(29.0%)、無回答3人(0.3%)
 上司・先輩属性管理職(役員含む) 331人(46.3%)、非管理職 381人(53.3%) 無回答3人(0.4%)
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【本件に関するお問合せ先】
社団法人 日本能率協会  〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22
経営研究所(山崎、長沼)TEL:03-3434-6270
広報グループ(亀山、大和)
TEL:03-3434-8620/FAX:03-3433-0269/E-mail:jmapr@jma.or.jp

 

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