ニュースリリース

「第13回 新任役員の素顔に関する調査」報告

資料配布先:東商記者クラブ、財界記者クラブ
2010年08月06日

報道関係各位

日本能率協会グループ広報委員会

「第13回 新任役員の素顔に関する調査」報告

国内景気に明るい見通し、業績回復施策は開発力・営業力の強化

 社団法人 日本能率協会と関連8法人で構成する日本能率協会グループは、今年7月、これからの企業経営を担う新任取締役を対象に、経営課題に対する認識や意識をうかがうアンケート調査を実施しました。
 多くの企業が業績を回復するなかで、新任役員の意識はいかに変化しているか、特に今年の調査では、景況認識やマネジメント施策に対し、「守り」から「攻め」へと転じつつある結果がでました。

《調査結果の主なポイント》
※図は下部に添付した「ニュースリリース全文」pdfをご覧ください。

1.業績回復施策は、「コスト削減」「業務の効率化」が減り、「営業力の強化」「人材の確保」が昨年対比で大きな伸び
◆昨年上位にあがった「コスト削減」(09年44.6%→10年30.6%)「業務の効率化」(09年24.5%→10年16.7%)といった項目が、本年は大幅な減少を見せた。対して、昨年に比べ「営業力の強化」(09年33.7%→10年40.9%)「人材の確保」(09年12.0%→10年19.4%)が大きく伸びた。業務効率・コスト削減といった“守り”の施策から、人材の充実化が図られ、“攻め”へとシフトしつつある兆しがうかがえる。(図33)

2.国内景気は回復しつつあると認識。しかし、回復時期については厳しい見方も
◆09年は、「晴れ」(0.0%)「晴れたり曇ったり」(1.1%)「曇り」(15.2%)を合わせて2割に満たず、「どしゃ降り」との認識は33.7%で、全体に厳しい見方をしていた。対して、今年は「晴れ」(0.4%)「晴れたり曇ったり」(8.3%)「曇り」(56.7%)と合わせて6割を超えている。(図29)
◆会社の今後の業績動向でみると「順調」と感じている人(「この1年は順調だと思う」「この先2、3年は順調だと思う」「この先4、5年は順調だと思う」「当分の間(5年以上)は順調だと思う」を回答)は合わせて09年の7.6%から10年は28.2%に大幅に増加。08年対比でみても、15.3%から12.9ポイント上昇しており、自信を取り戻しつつあることがうかがえる。(図32)
◆国内景気の回復時期については、「1年後くらいまでには回復をしている」と見る人が「2年後」「3年後」と合わせて、昨年は85.3%と全体の8割を超えていたのに対し、今年は7割に届いていない。「4〜5年後」「5年以上」とした人は09年の9.7%から今年は20.6%に増加、「全く見当も付かない」と回答した人は09年4.3%から今年11.1%へ増加と、全体的には昨年よりも回復時期については厳しい見方をしていることがうかがえた。(図30)

3.景気回復対策は、米国経済頼みから法人減税に期待がシフト
◆景気回復のための対策としては、昨年トップだった「米国経済の立て直し」(31.5%)が大幅に減少し22.8ポイントダウンの8.7%に。「法人減税による企業業績の拡大」(21.4%)に期待を寄せているようである。(「法人減税による企業業績の拡大」は今年新規に追加した項目)
◆「新規雇用の創出」への期待は9.2%から8.7ポイント上昇し、17.9%に。(図31)

4.誰の利益を最重視するかで「社会」が上昇!
◆誰の利益を最重視するかの質問に対しては、「社会」と答えた人が、昨年6.5%から13.1%と2倍に増加。一方、毎年第一の「従業員」が昨年51.6%から7.9ポイント減の43.7%。(図19)

5.役員の働く意識は「喜び」が高く、世間一般には「喜び」もありつつも「苦」と感じているだろうと認識
◆新任役員自身は働くことについて「喜びである」(35.3%)「どちらかといえば喜び」(56.0%)をあわせて91.3%と働くことへの喜びを感じている。(図26)
◆反面、世間一般の人々の労働観への認識は、「多分、喜びであると感じていると思う」が68.2%と多数を占めるが、「多分、苦であると感じていると思う」が28.6%と3割近くとなっている。自身の働く意識とは別に、全体として労働を「苦」と感じると認識。(図27)

6.「環境に対する取り組みが熱心な企業」と「エクセレントカンパニー」でトヨタ自動車が2年連続で2冠、理想の経営者は「松下幸之助」氏が2年連続1位
◆「環境の取り組みに熱心な企業」のベスト3は、1位「トヨタ自動車」、2位「パナソニック」、3位「シャープ」「東京電力」「キヤノン」。(表3)
◆「エクセレントカンパニー」は、1位「トヨタ自動車」、2位「本田技研工業」、3位「GE」。トヨタ自動車は2004年以来不動の1位。(表4)
◆理想の経営者は「松下幸之助」氏が昨年に引き続き1位。(表6)
◆最近の社会・商品事情を反映してか、エクセレントカンパニーに「アップル」(4位)が初ランクイン(表4)。理想の経営者でも「スティーブ・ジョブズ」氏が5位に。(表6)

《「第13回 新任役員の素顔に関する調査」概要》
※過去12回の調査も各年同時期に実施
調査対象:2010年1月〜6月までに選任された上場企業の新任取締役1,566名
調査方法:郵送法
調査時期:2010年7月5日〜7月16日
有効回答数:252件
有効回収率:16.1%
回答者年齢:平均年齢 54.4歳
 ニュースリリース全文 -->  (346.4KB)

 

【本件に関するお問合せ先】
日本能率協会グループ広報委員会事務局(担当:豊島・植原)
Tel:03−3434−0982 / Fax:03−3434−2963
〒105-8522 東京都港区芝公園3−1−22
株式会社日本能率協会コンサルティング内

 

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