戦略保全システム
(2008年4月25日up)
メンテナンス調査報告
(2008年5月26日up)
リスク保全
(2008年6月26日up)
保全水準評価
(2008年7月25日up)
<最終回>
ナレッジサイクル
(2008年9月1日up)
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「経営に資する戦略的保全マネジメントシステム」
(MOSMS/Maintenance Optimum Strategic Management System)
構築の研究 (2008年4月25日up)
 
< 背 景 >
近年、モノづくりを取り巻く環境は大きく変化しており、旧来の設備保全の考え方ではそれに応えきれていないようです。小会の装置・設備保全に関する課題の実態調査では、
1) 従来、設備保全を「壊れたら直す」補修という狭い枠組みでとらえ、その結果 、保全を利益を生まないコストセンターとしてのみ認識する傾向があった。そのため、設備更新や人材配置に適切な投資がなされず、それが手抜きにもつながって、現在の災害や品質の事故多発の要因になっている
2)

また、事故多発に関連して、装置・設備のリスク管理という新しい視点が各企業においてクローズアップされてきたが、設備保全が安全・品質・環境などのリスク低減にどのように役立っているか、未だ曖昧な傾向がある。

3) さらに、保全の主体が設備を設計・製作しプラントを建設しそのマニュアルをつくってきた世代から、次の世代に代わってきている。現在の世代は、設備をできるだけ長く使う視点から、設備を保全する世代といえ、人材として要求されることも従来と大きく変化してきている など、企業から多くの課題が投げかけられている。これは各企業の生産保全が“現場任せ”の傾向が強く、経営やマネジメントとの一体化が薄いことが大きな原因と考えられる。
こうした観点から上記1)〜3)の課題解決を踏まえ、経営と保全が一体となった「全体最適の保全の仕組み」を再構築することが本研究の背景となっています。
< 研究の範囲 >
そこで、「ロスとリスク」を一貫した概念としてとらえ、企業全体の最適化を図る保全体制を構築するために、「経営に資する戦略的マネジメントシステム(MOSMS/Maintenance Optimum Strategic Management System)の構築」として研究を行っています。 「企業の永続的な経営を可能にし、経営者、従業員、顧客、株主などの利害関係者(ステークホルダー)の利益を最大にするために、プラントおよび設備の全ライフサイクルの各段階で期待される機能を保ち、それによってサイト内・外のロス・リスク低減に寄与する役割および組織的機能」を「保全(設備保全)」と考え、経営上のロス・リスク低減を、もっとも効果 的に図る有効な管理サイクルを仕組みとして構築するために、以下のような研究を関連付けています。
(1) 経営上のロス・リスクマネジメントに基づく仕組みづくりのコンセプトの研究
「MOSMS構築研究部会」の下にMOSMSの骨格を資料『経営のための保全学』にまとめています。
(2) 仕組みづくりの具体的な手順の研究
仕組みづくりの具体的な手順の研究として、『MOSMS実践ガイド』にまとめています。
(3) 仕組みで活用される管理技術(リスク)および固有技術(保全技術)の研究
◆ MOSMS保全技術研究
MOSMS構築に資する保全技術を「保全管理体系化研究」「回転機械の保全研究」「静止機械の保全研究」「電機の保全研究」の4つの分野で研究をしています。
◆ プラントの危機管理研究に関する研究および開発
プラントのリスクマネジメントおよび危機管理研究に関する教育プログラムの開発・実施を中心に行っています。
(4) 応用化研究(実証的側面)と教育プログラムへの反映
保全のマネジメント力を診断するプログラムの開発・実施およびMOSMS構築支援ツールの開発・提供を行っています。
(5) 人財育成プログラムの開発
人財育成・保全技能者の技能育成プログラムの構築と実施を図っています。
(6) 経営環境を把握するための実態調査
「メンテナンス実態調査」等を、MOSMSの観点で活用しています。 MOSMSのURL:http://www.jipm.or.jp/mosms/index.html
< 標準的モデル『MOSMS実践ガイド』と設備管理の生涯教育体系『M−CUP』 >
上記のように、標準的モデルといえる『MOSMS実践ガイド』を2008年1月に公開しました。
 また、このガイドを背景として、設備管理の生涯教育体系『M−CUP』を制定し、従来講座をブラッシュアップするとともに、新たな講座の開設を進めています。
 中でも、本年10月に開講予定である「計画保全士養成コース」は、保全計画・実務管理における資格養成コースとして開発しており、開講前から多くの期待と反響を得ています。
 これらの内容を紹介しています小冊子『「MOSMS」の活用について』を、ご覧ください。
 
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