jma_shinnyusyain2013

jma_shinnyusyain2013 page 14/52

電子ブックを開く

このページは jma_shinnyusyain2013 の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
jma_shinnyusyain2013

の下」「下」が拡大し、人生が思うようにならない、自由にならないと感じているようだ。また、グローバル経済のもと競争が激化しているなかで、皆が豊かになるのは難しいとの認識もしている。それゆえか、行政への充実を求める声は2000年から2010年にかけて増大している。こうした結果からも、「収入はもっと平等にすべきか」の問いに対して「平等にすべき」との回答が10年で24%もアップしており、過去最大になったのも特徴だ。競争という現実に直面しつつも、自らの努力だけでは限界を感じる格差社会を強く意識しているのである。こうした社会の動きの中で、若者世代もグローバル化への対応を当たり前のこととして受け入れはじめているようだ。昨年起きた日本企業へのテロ、暴動などで海外赴任を拒む新入社員が増えるだろうと予測したが、それに反して、この3年間の数値に大きな変化はない。これは、JMAの今回の調査でも明らかになった。海外赴任を半数の新入社員が「してみたい」(48.4%)と回答している(p37図表3-15)。テロに限らず、海外への関心が薄れた若者世代にとって、この数字を多いと見るか少ないと見るかは意見の分かれるところ。ただ日本企業のグローバル化の進展とともに、海外赴任を前提に採用する企業が増えたため、この意向を汲んでか、キャリアアップを望む新入社員にとって海外赴任は必定のこととなったと見ている。また、海外赴任してみたいと回答した人にその理由を訊いたところ、「国内では経験できない仕事にチャレンジできそう」(78.8%)、「今後の自分のキャリア形成に役立つと思う」(65.4%)と、あくまでも前向きである(p37図表3-16)。バブル経済崩壊後の沈うつとした閉塞的な状況のなかで生まれ育ってきた若者たち。その後の「失われた10年、20年」といわれる嵐のような経済環境のなかで、その環境が当たり前のものとして、大人世代のように気落ちすることもなく、かといって過度の期待を抱くことまないまま多感なときを育ってきた彼らなのである。そうした大人世代の言動に違和感をもちつつも、大人たちの言葉に耳を傾けてしまう。そんな彼らの意識や行動に大きな影響を与えるのは当然の結果でもある。2-2.キャリア信仰■“成長”への強い憧れ■JMAでは新入社員をキャリア形成の第一歩の重要な時期と捉えている。職業人生活をスタートする若者に対して、両親、先輩や上司が示す行動や発言、価値観は、その後の彼らの行動・働き方(就業観)にも大きな影響を与えていく(刷り込み)からだ。しかし、若者特有の天真爛漫さも残し、将来に明るい見通しをもって社会人としてのスタートを切った者も多く、大人世代としては救われる思いがする。調査では新社会人への第一歩を踏み出した彼らは、8割弱が自分の人生について将来の見通しは「明るい」「やや明るい」と見ている(図表●図表2-1将来の見通し不安を感じている3.7%無回答2.0%やや不安を感じている17.9%明るい見通しを持っている36.4%やや明るい見通しを持っている40.0%12 2013新入社員調査