住まいに関する建材・部材・設備・サービスが一堂に会する日本最大級の専門展示会

出展者インタビュー


出展者インタビュー YKK AP株式会社

「団地・マンションリノベーション」に特化された展示会を活用

YKK APでは、古くなった住まいや建物に新しい価値をあたえるリノベーション・リフォーム事業を積極的に拡大している。得意とするのは住宅の開口部である窓やドアの改修で、断熱性や防露性を増し、快適な居住空間を実現している。集合住宅の改修ニーズが高まる昨今、「団地・マンションリノベーション」に特化された展示会だからこそ出展を決められたという経緯について、具体的に伺った。

集合住宅リノベーションを主体にした事業を独立

リノベーション本部の事業について教えてください

弊社では以前から窓リフォームを手掛けていたのですが、2014年頃に独立の本部となりました。窓やドアといった開口部が弊社の主な製品ですが、その改修を中心にリノベーション全般を手掛ける専門部門です。部門内は大きく2つに分かれており、1つが一戸建てを中心とする木造住宅向け、もう1つがビル・マンションなどの非木造系建物向けとなります。我々は後者の担当で、鉄筋コンクリート造等の集合住宅改修が主な領域です。以前は新築と改修とさほど区別なく商品を提供していたのですが、マンションの改修が近年増えてきています。そこで窓改修の工法等を独自で開発し、短時間で効率的な改修ができるような工夫を重ねてきました。

出展を決めた理由を教えてください

「団地・マンションリノベーション総合展」は昨年も活用し、今年も出展を決めました。私たちの事業直結の展示会テーマであることが選んだ理由です。改修は潜在的に大きな需要があるのですが、新築に比べてお客様の関心度合いを見極めるのが難しいと感じています。窓の商品展示だけをしていると、改修目的で見に来ているのかどうかわからないところから説明をスタートすることになります。一方、展示会自体がリノベーションに焦点を絞っていると、そのテーマに関心を持った来場者が集まります。ブースを訪れた時点で改修関連の話から入ることができるので、効率的にお客様との接点が持ちやすい機会だと考えました。また、長く実績のあるJapan Home & Building Showの一部で行うので、来場者が大きくずれることはないと判断しました。

テーマ特化の展示会だからこそ、本題への導入がスムーズ

他の展示会とはどのように使い分けていますか?

Japan Home & Building Showは総合型で多様なお客様が来られる印象があります。海外の建材関係者の出展などもあり、過去の雰囲気はワールドワイドさも感じられました。他ホールで開催している展示会と相互の来場を可能にしているので、他業態の施設・設備関係の方も訪れてくださった記憶もあります。その中でテーマ特化されたことでリノベーションテーマのお客様が来る可能性が高いことと、その他にも広く知ってもらえる機会という位置づけでこの展示会を活用しようと考えました。

昨年出展していかがでしたか?

弊社のリノベーション事業を認知してもらい営業フォローのコンタクト先を得る、という点では一定の効果があったと思います。木造戸建て住宅向けの改修と、鉄筋コンクリート造集合住宅向けの改修とは製品が別物なのですが、集合住宅リノベーションの話題へスムーズに導入できました。テーマが絞られていないと説明後に「木造戸建ての相談をしたかったんだよね」と言われてしまうこともあるのですが、そうしたミスマッチを防げたのはよかったです。

どのようなお客様を主な対象にしていますか?

工務店やハウスメーカーの方ももちろんですが、今力を入れているのはマンション管理組合の方々への案内です。改修時期が近づくマンションも多いと思いますので、そういう方には是非ご来場頂きたいです。

マンション管理組合の方向けの独自セミナーも実施

展示会前後にも工夫をされていますか?

はい。昨年はマンション管理会社を通じて管理組合へ展示会の案内をお願いしたり、弊社独自セミナーを企画してDMを送付したりしました。独自セミナーはマンション管理組合の方を招待し、工事を実施されたマンションの方に事例を話してもらうようなプログラムで実施しました。実際の苦労話を聞くと現実感が増しますので、「うちのマンションでもできるの?」「費用面はどうだろうか?」といった質問が出ていました。改修は数年先だけれど、まずは自分が勉強したいと思われる理事長の方は結構いらっしゃいます。セミナーを聞いた後に展示会場で実物を見ることもできるので、参考になったという声を多く頂きました。

今年はどのような企画で進める予定でしょうか?

展示は実際に触れられる体感型にし、パネルや壁はできるだけ設けず、空間を広くとる予定です。お客様にしっかり物を見てもらえるよう、視線が散らからないことを毎回心掛けています。昨年行った独自セミナーは大きなチャレンジでしたので、今年どのように設定するかは検討中です。事例を聞いて頂く、実物を触って頂くことは検討の参考になるはずですので、積極的に足を運んでもらえるような企画を考えたいと思っています。

展示会の活用についてどのようにお考えでしょうか。

総合型の展示会は、複数のテーマが併存し、幅広い層が来られます。何が商談のきっかけになるかわかりませんので、広くPRしたいときに適します。弊社の場合、商品は知っていたけれども改修工事まで手掛けているのは知らなかった、と言われることもまだまだあります。会社と事業の認知拡大も含め、展示ブースでは様々な情報を発信していきたいと考えています。