住まいに関する建材・部材・設備・サービスが一堂に会する日本最大級の専門展示会

出展者インタビュー


出展者インタビュー 株式会社エコライフエンジニアリング

AI×住宅という新たな付加価値を訴求する機会として、展示会を活用

エコライフエンジニアリングの住宅事業は、空調・電気工事から始まり太陽光発電設置、エコ・省エネ住宅と拡大し、近年はAIスマートホームまで進化している。AIスマートホーム「CASPAR」は、昨年モデルルームを設置して本格的に販売を開始し、外部展示会なども活用しながら認知普及を進めている。今回の展示会活用に至った背景や思いについて、インタビューで伺った。

住宅事業を拡大した先にAIスマートホームを展開

貴社の沿革について教えてください

元々は空調や電気工事関係からスタートした会社で、創業から30期を超えました。空調・電気工事を拡大したのが第一創業期とすると、2000年以降が第二創業期で、太陽光発電関連事業を始めた時期です。「エコ」や「省エネ」が注目される中、戸建て住宅屋根への太陽光発電設置を進め、その後メガソーラーにも参入しました。
このような流れで再生可能エネルギーも主事業として行っていますが、一貫して行ってきたのは住宅事業です。家の中の空調と電気回線から、屋根の上の太陽電池、エネルギーを貯める蓄電池へと拡大させてきました。時代の流れに合わせてオール電化住宅や省エネ機器設置、スマートホームにも取り組みましたが、今はさらに、AIを導入した住宅「CASPAR(キャスパー)」を扱っています。

AIの導入は何がきっかけですか?

元々、私自身が新しい技術や事業に関心が高く、再生可能エネルギー関係で新テーマを探し、定期的にシリコンバレーに行くようにしていました。2016年に赴いた時に、このCASPARを開発していたBrain of Things社と知り合ったのがきっかけです。是非日本に導入したいと思って、すぐに提携を決めました。

CASPARではどのようなことができるのでしょうか?

CASPARはプラットフォームのソフトウェアです。家の中に設置した無線機とCASPARが連動し、温度や湿度、人の動きや振動などのデータを集約します。たとえば「この明るさの時に照明をつけた」「この場所でこの姿勢の時には本を読んでいる」といったデータが送られ、CASPARはその居住者の好みの環境を認識するようになります。CASPAR自身がディープラーニングして判断できるようになりますので、居住者がソファに座って本を開いたらライトが明るくなったり、寝室に入ったらカーテンが閉まったりといったことが自動で行われるようになるのです。

住宅の付加価値を求める人が多く来場するのが魅力

Japan Home & Building ShowではCASPARを展示されるのでしょうか?

はい。CASPARと、無線のZ-WAVE機器を展示する予定です。展示会はこれまでも太陽光関連、住宅関連、IT関連とテーマごとに使い分けてきましたが、今回は住宅関係の方に訴求したいものを展示します。

この展示会に出展する理由は何でしょうか?

住宅事業はこれまで床暖房などハードウェアを進化させて快適性を追求してきました。しかしどの家も快適さが増してきた今、ハードウェアの追求は限界があると思っています。住宅事業者が差別化につながるさらなる付加価値を求めていこうとしても、なかなか良い解がなかったのが現状ではないでしょうか。
それに対し、今回展示するCASPARは付加価値の1つとして大きな魅力があると思っています。この展示会には住宅関連で付加価値を探す人が集まりますので、そこに直接訴求できると考えました。付加価値や目玉価値をお探しの方、住宅テック系に関心のある方に、是非ブースに立ち寄ってもらいたいです。

どういう展示を予定していますか?

詳細は検討中ですが、居住者の生活スタイルに合わせて設定が自動的に動くことを伝えたいです。短時間でディープラーニングの様子を実感するのは難しいのですが、どういう仕組みで動いているか、映像でお見せすることも考えています。

トライアル導入を用いて柔軟に顧客対応

展示会後はどのようにフォローされますか?

直接導入を決めて頂ければ一番良いのですが、決めかねる方が大半です。その場合はトライアル導入をご提案しています。本当にディープラーニングをするか検証したうえで導入したいという声もありますし、自分たちで使ったうえでお客様に説明したいという声も頂きます。できるだけそこには対応していく予定です。

どのように普及が進むイメージをお持ちでしょうか?

アメリカではすでに万戸単位での導入が検討されていますが、当初は関心を持ったデベロッパーが20軒だけ導入したそうです。後に居住者に感想を聞いたらかなり好評だったので「これはいける」と判断して100軒規模に拡大。さらに不動産会社と提携して1万軒規模の導入へと広がりました。日本でも同じようになっていくと思っていますので、展示会もそのきっかけの1つとして期待しています。

モデルルームでも訴求をされていますね

約1年前にモデルルームをつくったところ、多くの方が訪れてくださいました。先行して取り組むお客様の中には、マンションのオプションプランにしたり、全戸導入を売りにするところも出てきました。AIマンションはもう身近なものになってきているのです。スマートシステムが家の内外につながる可能性も見えています。住宅関係の皆様と、近未来の社会を一緒につくっていけたらと考えています。