専門分野別コース

IR(インスティテューショナル・リサーチ)の
”新たな”基本と実践的な活用のためのセミナー

※セミナー開催形式はオンライン型か集合型のいづれかになります。
下記セミナー形式を必ずご確認の上、お申し込みください。

※オンライン開催の場合、zoomアドレス等は開催2日前までに参加者へメールします。

セミナー概要・特徴

大学マネジメントにおいて、この10年で急速に拡大したIRですが、近年の高等教育のトレンドと考え併せて、再検討する必要性が生まれています。時代と、共にIRの”基本”にも変化が必要になっています。

本セミナーは、現代的なIRの業務と課題を、大学マネジメントのトレンドの中で位置付け、講義と併せ、短時間の実践的なワークショップも実施することで、IRの実践的な知見に加え、IRに対する考え方を深めていただくことのできる内容となっています。

ねらい

大学機関別認証評価においても、諸補助金の申請要件や算定基準においても、IRは欠かせない役割を担うようになってきました。 一方で、データに基づく過度な数値主義は、これまで積み上げてきた個々の大学の持つ固有の文化を”破壊”してしまうリスクも持っています。 IRに関わる者は、IRを”正しく”活用し、大学の価値を高めるために寄与しなければなりませんが、この場合の”正しい”という意味は、各大学が持つ文化や背景、リソースによって異なります。

IRが扱うデータには、説明責任のための共通化すべきものと、個々の大学の価値を高めるための共通化すべきではないものがあり、この両者を扱いし、 内と外の2面性を明確に意識しながら分析する姿勢が、求められています。 また、データを可視化しただけでは意味は小さく、分析し、個々の大学の持つ固有の文化に合わせたストーリーが求められています。IRの”基本”も、時代と共に変化しています。

本セミナーは、IRの現代的な業務と課題を、データと事例をもとに解説し、短時間のワークショップも取り入れつつ、参加した皆様がIRに関する実践的な知見とともに、IRに対する姿勢や考え方を深めていただくことを、ねらいとしています。

会 期
2021年8月27日(金) 13:00〜16:30 (休憩を含む3時間30分)
会 場
オンライン形式(ZOOMミーティング使用)
対 象(参加の目安)
若手職員(入職10年以内) 中堅職員
(係長・主任クラス入職10年〜)
管理者層
(次長・課長・課長補佐クラス)
IR・企画部門担当者
セミナー形式
オンライン型 集合型
 
講師(敬称略)
大正大学 エンロールメント・マネジメント研究所 所長/教授 福島 真司
プログラム
1.IRの基本の理解

1)IRの定義・役割・機能
2)IRレポートの種類
3)IRの沿革とトレンド

2.IRの新たな基本の検討

1)高等教育のトレンドとIRの立ち位置の理解
2)キーワードの整理
  〜内部質保証・学修成果の可視化・教学マネジメント指針〜

3.デモデータや実際のデータ活用事例をもとにした集合知やストーリー

1)ワークショップ

@ IRデータが仕掛ける陥りがちな罠
A 可視化されたデータだけで議論することのリスク
B なぜデータは活用されず添え物で終わるのか

2)IRデータの分析とストーリー

@ 分析しないデータの価値は低い
A データは人を動かさない 〜AIやビッグデータが期待外れに終わる理由〜
B いかに人を動かすストーリーを紡ぐのか

4. IRの新たな課題

1)コロナ禍における危機管理とIR
2)大学マネジメントの政治性とIR
3)説明責任のためのIRと価値の向上のためのIR

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