Co:コーディネータ S:スピーカ (敬称略)

農産物輸出大国から学ぶ
−日本の農産物輸出戦略構築のために−

Co: 吉田 誠 三菱商事株式会社 
生活産業グループ 次世代事業開発ユニット 農業・地域対応チーム シニアアドバイザー
S: カーラ・ボーンストラ 駐日オランダ王国大使館
農業・自然・食品安全部 農務参事官
S: アリステア・ポルソン ニュージランド農業特使・農業経営者

<セッション説明>
閉鎖的な国内市場に依拠してきた日本農業は、いま、国内市場が縮小する中、構造的な疲弊状況にある。
日本農業を成長産業として再生するために、国際市場を見据えた新たな成長戦略と食糧安全保障政策の構築が急がれている現在、 農産物輸出を積極的に展開する海外諸国に学ぶ。

東アジア(韓国・中国・日本)の施設園芸の現状と課題
−施設建設,環境制御・栽培技術,販売戦略−

Co: 池田 英男 大阪府立大学 
名誉教授・客員教授(千葉大学環境健康フィールド科学センター 客員教授)
韓国における施設園芸および植物工場の現状
S: 孫 禎翼 韓国:ソウル大学 教授
中国における施設園芸の全容解析
S: 陳 青雲 中国: 中国農業大学 教授
日本における施設園芸および植物工場の現状
S: 池田 英男 日本:大阪府立大学 
名誉教授・客員教授(千葉大学 環境健康フィールド科学センター 客員教授)

<セッション説明>
東アジアでは四季が明瞭で気候の変化も大きく、特に夏の高温は施設栽培には大きな問題となっている。 また栽培のシステム化やエネルギー利用などの技術については発達が遅れている。
そのような状況でも、東アジアの急速な経済発展の中で、施設園芸は大きな役割を期待されている。 本セッションでは、中国と韓国から専門家を招聘して、それぞれの国における施設園芸の状況と発展のための課題について講演いただき、日本の課題解決法と役割を探っていく。

中国に進出した農業関連食品企業の先進事例
−カゴメ・キユーピーから学ぶ成功への鍵−

Co: 馬場 正 東京農業大学
農学部 農学科 ポストハーベスト学研究室 教授
中国の食シーンに新しい価値を提供する事への考察
S: 藤本 幸佳 キユーピー株式会社
サラダ・惣菜事業 野菜担当
日中連携で新たなアジア野菜園芸産業を
S: 佐野 泰三 カゴメ株式会社
常務執行役員 農業資源担当

<セッション説明>
成長著しい中国で、農業に取り組み、「安全・安心や健康」をキーワードに高付加価値化を図り、成功を収めた農業関連の食品企業がある。 本セッションでは、日本の先進的なトマト栽培技術を移転し、同時に中国では困難といわれたチルド(冷蔵)物流体制を確保して、 高品質の野菜・野菜果実飲料の販売で成功をおさめたカゴメ(株)と、野菜を生で食べる習慣のなかった中国において、低カロリーマヨネーズを販売し、「新しい価値」の提供を図っているキユーピー(株)の担当者をお招きし、 それぞれの事業展開について詳しく語っていただく。
これらのリーディングカンパニーによる事例紹介を通じて、中国市場での成功に向けて、今何が必要であるのかを、 農業生産から物流まで多面的な観点から探っていきたい。

農業経営者の海外進出の狙いと問題点

Co: 昆 吉則 株式会社農業技術通信社
代表取締役編集長
ウクライナ農業への挑戦
S: 木村 慎一 農業経営者
境界なき農業 -世界が私の農場-
S: 渡邉 隆信 株式会社秀果園 
代表取締役

<セッション説明>
Made in JapanからMade by Japaneseへ。 日本の人口減少・高齢化の進行により国内農産物マーケットは縮小していく。
その一方で、農産物の輸出拡大に止まらず、海外産地で日本人農業者の技術とブランドによる海外マーケットを目指す農業経営の可能性が広がっている。
世界中の都市に寿司店があり和食店舗が存在する。 そんな中で、良質米を中心とした和食食材の海外生産、あるいは日本人農業者の手で作られればこその高品質・ 安心という信頼感<Japan premium>のある農産物を、海外の適地で低価格で生産供給するという日本農業の発展方向はあり得ないか。 1960年代まで日本の農民は移民という形で海外に移住したが、70年代以降になると全くそれはなくなった。 いま、国内での生活苦から逃れるためではなく、成功者としての農家が第二の活躍場所として海外を目指すケースが現れている。 そこで、二人の海外を目指す農業経営者の話を聞きつつ、日本人の海外農業生産についての可能性と問題点を話題にしたい。

世界における遺伝子組換え作物開発の現状とわが国の生産・消費現場の動向

Co: 望月 龍也  独立行政法人
農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 所長
遺伝子組換え作物品種の開発−世界と日本の展望
S: 岩永 勝 独立行政法人
農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 所長
遺伝子組換え技術は社会に受け入れられるのか
−生産から消費までの変化を探る
S: 松永 和紀 科学ライター

<セッション説明>
深刻化する食料・エネルギー問題に対して遺伝子組換え技術を活用した画期的な品種の開発が世界的に加速化しており、その生産は世界25カ国の1.3億ha にまで拡大している。 これに対してわが国では、遺伝子組換え作物に対する社会的受容が必ずしも進展しておらず、食用・飼料用の遺伝子組換え作物の商業栽培はまだ行われていないが、 その一方で輸入に依存する食品加工原料では遺伝子組換え作物の利用が着実に拡大しており、また最近では一部の生協がリスクコミュニケーションに取り組む等の変化もみられている。
そこで本セッションでは、世界的に重要な作物の品種開発における遺伝子組換え技術の利用の現状と展望、 遺伝子組換え食品に対するわが国の生産・消費現場の最新動向をご報告いただき、わが国の農業・食品関連産業が遺伝子組換え技術と向き合うための課題や進むべき方向等について考える。

農産物の知的財産の活用と販売戦略

Co: 斎藤 修 千葉大学大学院 園芸学研究科 教授
農産物の知的財産の活用と販売戦略
S: 斎藤 修 千葉大学大学院 
園芸学研究科 教授
日本におけるゼスプリ販売戦略
S: 海老原 誓夫 ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社 
副社長
りんごピンクレディーTMの生産、販売戦略
S: 中村 隆宣 企業組合日本ピンクレディー協会 
代表理事

※ゼスプリ…ニュージーランドに本社を置くキウイフルーツの出荷管理機構

※ピンクレディー…オーストラリアで生まれたりんごの商標名

<セッション説明>
農産物の知的財産の活用と販売戦略について わが国での知的財産の活用戦略には、育成者権や商標権の活用、 さらに販売戦略までを統合したシステムが必要です。
本セッションでは、国際的な先進事例やわが国の知的財産の活用並びに販売戦略を通じ今後の農産物の輸出促進に役立つ仕組みを学ぶ。

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