マネジメントに活かせる文脈「人ありきの経営」

 異色の経営者 川嶋謙氏(アスクラボ株式会社 CEO)× 知恵の箱編集人
 アスクラボCEOの川嶋謙氏がアスクラボメールマガジンとして発信されてきたコンテンツを、知恵の箱編集人の視点から、そのコンテンツの切直しを試みるコラボコンテンツです。
 人をいかすこと、数字を上げることなど「経営と人」について考えるきっかけを提供することを狙いとしています。
 川嶋氏は、「課題解決は全社員で」「仕事ありきではなく人ありき」「人を活かす」など人間の本質を考えながら、経営と製品開発、サービス提供を実行されている経営者のおひとりです。(知恵の箱編集人より)

損か得か(2008年7月7日配信)

ビジネスの原点は、「損か得か」の追求ではないかと私は思います。

企業を存続させていくためには、短期的な視点での「損得」と、長期的な視点での「損得」の両方を考慮しなければなりません。

短期的な視点とは、今月あるいは今期の売上実績といった、短期間で結果が見える企業の業績・個人の実績等、数字に表れるものに対する視点です。
長期的な視点とは、企業の信頼度やブランドイメージの向上、スタッフのスキルや技術力、モチベーション等の向上といった、すぐに結果として見えない、また数字に表しにくい事項に対する視点です。
短期的な視点も長期的な視点も、ともに企業にとっては必要であり、両方の視点で「損得」を考え、それぞれの対策をたてることが本来のマネジメントであると思います。

これは企業のみならず、スタッフ個人にも言えることです。
すぐに結果として表れる目先の「損得」だけを考えて仕事をするのか?
すぐに結果には表れない将来のための「損得」も考えて仕事をするのか?

企業も個人も、短期的な視点・長期的な視点で「損か得か」を考慮し、マネジメントを行うことが要求されるのです。

知恵の箱編集人から

短期と長期の損得を同時に成立させることが、経営。そのために必要な要件が、「理念」であり「ビジョン」です。
理念やビジョンに、経営技術が備わっていれば、組織は成長を続けることができます。
その理念やビジョンは、「どうなりたいか」ではなく「どうしたいか」ということです。「どうしたいか」のために、目の前にある課題を一つひとつ克服することで、組織も個人も成長を続けることができます。実績を残してきた経営者から聞くことです。
「どうしたいか」は使命感であり、社会に役立とうとする意思があるからこそ、その活動は世の中から受け入れられるのでしょう。

アスクラボ株式会社

組織が待つ能力(組織力)を引き出し、営業力、提案力の向上と社内コニュニケーションの向上に結び付けることができるシステム「PROナビ」を開発、販売しています。また、川嶋氏自らの200社以上へのトップへの営業体験から作り上げた営業力を高めるための考え方、スキルを開示して、それらを普及ならびに指導なども行っている。
同社ホームページ:http://www.asclab.com/

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